Euphoria (ページ38)

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『正直遠い存在って自覚させられちゃったけど…。私も嬉しかった。一目会えて』

「A…」

『やっぱり目合ったよね…私もそれだけで嬉しいよ』

「…なんだかAの言葉じゃないみたい…今俺少し戸惑ってるよ」

何を言っても冗談で跳ね飛ばしていたAが
こんな可愛いことを言ってくれてる

『ジョングクといたら、私も素直になろうって思えたの…』

見なくてもわかる
きっとAは今、顔を真っ赤にしてるはず

こんな可愛いことを俺のために言ってくれてる

『私も会いたい…です…。ジョングク』

その言葉を聞いて俺の足は動いていた

「ジョングキ！どこ行くんだよ！」

「もう飛行機が出るぞ！」

俺の近くで話す内容を聞いていたヒョンたちが俺を止める

「ヤー！ヒョン〜！行かせてくれぇ！」

「ダメだ！ジョングキ！耐えるんだ！」

「アンデー！」

電話の向こう側でジョングクが暴れてるのがわかってAは吹き出した

あー
やっぱジョングクだ
私の知ってる可愛いジョングクだ

『ジョングガー！』

Aは笑いながら彼の名前を呼ぶ

「お、ジョングガって言った？」

親しい読み方にジョングクは動きを止める

『いつかまた会いに来てね。じゃないと私が会いに行っちゃうから』

「～～///！！A、今の言葉…」

Aの言葉にジョングクは嬉しさで言葉が詰まる

『〜///！じゃあ気をつけて帰ってね！じゃ！///』

Aは自分で言っといて恥ずかしくなって勢いで電話を切る

「A！え？切った！？」

ジョングクは切られたスマホを見る

はぁやっぱり
俺はAが好きだ

～～～～～～続～～～～～～