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…頭がガンガンする。
動物園みたいな臭いに、見慣れた天井。
夢か…?痛む頭を抑えながら体を起こすとそこに居たのはここの家主であるてつやだった。
「あ、起きた」
「ぅ…ぇ…はっ?!」
いるはずのないてつやの姿にプチパニックを起こす私にてつやは気にせず近づき私の体の横へ手を置くとグッと顔を近づけてきた。
「…臭い」
「床ドンされてんだからちったぁときめきなさいよ」
「無理。だっててつやブスだし」
「A酷すぎ!」
至近距離で見つめ合いながら言い合う私たち。正直少しドキドキしてるけどそんな事絶対に教えてやるものか。
「…で、なんで私はここにいるんでしょう?」
酔っててつやの家に行くのは流石にない。
「ゆめまるに協力してもらった」
「あいつ…」
唯一の良心(だと勝手に思ってたゆめまる)に裏切られたとは。不覚…。
今度ボコそう。そう心に決めているとてつやが、
「謝りたくて」
そうポツリと呟いた。
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作者名:heaven | 作成日時:2020年4月10日 1時