やめて ページ3
＊
「うーん」
蜘蛛に関する本を片っ端から探してる。
普段本なんて読まないから、どこにあるのかさえ分からない。
これは、人に聞くしか…………ないよね。
「あの、ちょっと…」
「なぁに？！今、集中して本を読んでるんだけど？」
勇気を振り絞って、声をかけたお下げ髪の丸メガネ女子。
ちなみにレイブンクロー。見た目と相反しすごい性格をしていた。
声を抑えながら、でも、すごい勢いだった。
「蜘蛛…に関する本を片っ端から探しているの…。
でも、普段、本なんて読まないから場所がわからなくって。」
「ハァ。待ってて、このページを読み終わるから。」
ため息に少し申し訳なさを感じたが、まあ、致し方なかったんだ。
「えっと、私はA…。あなたの名前、聞いてもいい…？」
「Aって、あの学年ワースト5に毎回入ってるA？」
「え、う、うん。」
これは明日、雹でも降るんじゃないかしら。とクスッと笑ったその人。
ちょっと心にくる。
「冗談よ、私はマートル・ワレン。」
少しばかり話して分かった。
彼女が、…卑屈、いや、酷く悲観的で、傷つきやすくて、癇癪持ちってこと。
そして、それでいじめられていることが。
でも、私には心を許したのか、なんなのかは知らないけど、とてもフレンドリーに感じた。
…比べる友達がいなかったから、とかじゃないと思いたい。
マートルに教えて貰った場所にあった本を全部借りた。
軽量化魔法を掛けてもらい、お互いに寮に帰ることにした。
「私、いない時はいつも、３階の女子トイレにいるの…。
あなた、暇でしょ？その時は来てくれてもいいのよ。」
「ふふ、授業中以外はかけつけさせてくださいな」
(これが偽物だとは思いたくない)
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ゆうき - ｍさん» ありがとうございます。本当に更新してすぐにコメントをいただいて、こちらこそ驚いて嬉しさのあまりしばらく放心しておりました。大好きだと言っていただけるだけで、私がこの作品のページに戻ってくる意義があるのだと思えます。すごく励みになります。 (10月16日 22時) (
レス) id: 1fbbc65eb3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき - あまねさん» ありがとうございます！止まっていた筆を取るには充分な言葉でした。すごく力になりました。 (10月16日 22時) (レス) id: 1fbbc65eb3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき - ʓ Ɩ ıさん» ありがとうございます。自分の文字を好きと言っていただけるだけでも嬉しい限りです。更新が本当に遅くなってしまって申し訳ないです。本当にゆっくりとになるとは思いますが、どうぞお付き合いくださいませ.., (10月16日 22時) (レス) id: 1fbbc65eb3 (このIDを非表示/違反報告)
ｍ(プロフ) - コメント失礼します。更新、本当に本当にありがとうございます。驚いて思わず声が出てしまったくらいには嬉しかったです。これからもずっとずっと、この大好きな作品を応援しておりますので、少しづつでもいいので楽しく、作品活動を続けていってくださると嬉しいです。 (10月16日 21時) (レス) @page23 id: 87bc4141db (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - いやあいしてる (9月10日 11時) (レス) @page21 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうき | 作成日時：2018年1月3日 15時
