21皿目 ページ24
あれから三日がたった
結局幸平君は私の元へ来ず
1人…というよりも恵ちゃんと
丼研の小西先輩と篭って練習してたみたい
私が｢何作る気なの…？｣と半ば心配そうに
聞いても｢だーいじょーぶ だいじょーぶ｣と
腑抜けた返事しか来なかった
そして今、彼らの食戟が始まろうとしている…
んだけど…
貴方｢…食戟会場ってどこ…｣
絶賛迷子をこじらせています
会場までの道のりはほぼ真っ直ぐなのに
なんで迷子になるんだか…
自分の方向音痴っぷりにはもう呆れてものも言えない
もう…始まってるよね…
歓声が聞こえたら少しくらい
見つけやすいの…
｢わああああああ！！！！｣
…！なんて素敵なタイミング
近くのホールから大きな歓声が聞こえた
漏れるほどの歓声 私でなくても恐らく聞こえるし
この響き渡る歓声に耳を塞ぎたくなるが
先程の音を逃しては多分二度とつかない…
貴方｢急がなきゃ…！｣
パタパタと急ぎ足で3人が大丈夫か見守りに
行った
会場＿＿＿
恵side
ひっひぇええ〜〜っ…！！
な、なんだっぺぇ！この人数！
ひ、人がいっぱい…いるさぁ！？
私は今にもすくみそうな足を抑え
震えながら会場を見渡した
お、大物しかいないんじゃなかね…？
薙切さんに…ひっ、豪華な審査員…！！
目が…というよりも意識が…
ふらふらしてしまう…倒れそうな衝動にかられる…
そんな時だった
ﾊﾞﾝｯ!!!
一際目立つその黒髪透き通るような
青い瞳
白い肌に小柄な体
小さな顔
そんな小さな顔にピンク色の花びらのように
ある唇
それに特徴的なあの突き抜けるような綺麗で
可愛らしい声
間違えるわけがない
貴方｢いっててて…｣
Aちゃんだ
｢っえええええ！？！？｣
ギャラリーが騒ぐと共に小さな彼女の体がぴくりと
はねて周りをキョロキョロと見ていた
そして態々 観客席の前まで降りてきて
貴方｢…！幸平君達がんばれ！｣
口パクだが私にはそう見えた
目が合った途端輝きを増した瞳
はにかむように笑うその姿に
女の私も…見惚れてしまうほどに可愛らしかった
田所｢Aちゃ…っ！なんで！？｣
我に戻った私待ってきたのは困惑と疑問だけだった
＿＿＿＿＿＿＿＿
更新サボってしまって申し訳ございません…
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46猫(プロフ) - 更新、待ってましたー！！ また楽しく読ませていただきます(^^)/ (2018年8月3日 10時) (
レス) id: 077adc2573 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - 葉山、ｷﾀｰ!щ(゜▽゜щ) キュンキュンし過ぎて天に召されそうです…(゜ー゜) (2018年4月28日 20時) (レス) id: 077adc2573 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - ｷﾀｰ!щ(゜▽゜щ) ニヤニヤしながら堪能させていただきました。 (2018年4月26日 20時) (レス) id: 077adc2573 (このIDを非表示/違反報告)
黒いぬ。(プロフ) - 46猫さん» ありがとうございます(*^^*) (2018年4月26日 20時) (レス) id: 928b2c1214 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - 面白いです！ 頑張ってください！ (2018年4月23日 23時) (レス) id: 077adc2573 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒いぬ。 | 作成日時：2018年1月6日 12時
