14皿目 ページ16
帰り道
私がいつもと変わらぬ様子で歩いていると
数人の黒服の人達が私の周りを
囲んだ
貴方｢…えっと…何用ですか？｣
黒服｢白雪様 えりなお嬢様がお呼びです
車をとめてありますのでご同行お願い致します｣
貴方｢嫌ですね｣
率直な感想を口にしては
貴方｢まず…用があるのなら連絡をするのが
筋じゃないかなぁって…思うんですけど｣
と 苦い笑みを浮かべながら
付け足して
黒服｢…理由をお聞きしてもよろしいですか？｣
しつこいな と思ったが
その言葉をぐっと飲み込み
貴方｢だって…私の役職的にも仕事が
溜まっていますし… 何より料理の勉強が
したいです｣
鞄の中から自分のファイルを取り出し
かなりの厚さがあることを示し
黒服｢ですが…｣
一歩も引かない黒服の人
私も引かないからまさにいたちごっこに
なってしまっている
この時間がもったいないよね…
そう思った私はケータイを取り出し
貴方｢とりあえずえりなちゃんに
電話越し直接聞きますので 貴方がたは帰っていい
ですよ
…失礼な態度をとってしまってごめんなさい
お仕事お疲れ様です｣
囲んでいた黒服のあいだをするりと抜け
振り返り上記の言葉を述べて謝り
皆さんに微笑みながら｢失礼します｣と付け足した
その時の皆さんの顔はあまり覚えていませんが
少し赤らめていたような気がした
気のせいだと思うけど
プルルルルル…
無機質なコール音が私の耳元に流れる
えりなちゃん出てくれるかな…
ガチャ
えりな｢Aっ！？今日一日どこにいたのっ！？
極星寮に入ったって本当ですかっ！？
それに丼研の味方って…っ｣
コール音が切れたかと思うと
えりなちゃんの怒涛の質問攻めに耳が
キーンとなる
貴方｢も、もしもし…今日は執務室とかを
転々としてた…よ？
極星寮に入ったのも本当
丼研…の一応味方だよ｣
ひとつひとつ丁寧に返答しては
相手の反応を待ち
様子がおかしい為相手の名を呼んだら
貴方｢え、えりなちゃ｢な、なんですって！？｣
ひゃっ！｣
また耳が…きーんて
くらくらしながらケータイを耳に当て恐る恐る
話を聞こうとすると
えりな｢貴方！味方をするって事は幸平創真の
味方ってことですよっ！
貴方みたいな人がなんで…！｣
えりなちゃんは理解できないとでと言うかのように
そう言った
貴方｢んー…そうかな？
少なくとも決めつけから入るのはどうかな｣
私は冷静な口調で告げた
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46猫(プロフ) - 更新、待ってましたー！！ また楽しく読ませていただきます(^^)/ (2018年8月3日 10時) (
レス) id: 077adc2573 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - 葉山、ｷﾀｰ!щ(゜▽゜щ) キュンキュンし過ぎて天に召されそうです…(゜ー゜) (2018年4月28日 20時) (レス) id: 077adc2573 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - ｷﾀｰ!щ(゜▽゜щ) ニヤニヤしながら堪能させていただきました。 (2018年4月26日 20時) (レス) id: 077adc2573 (このIDを非表示/違反報告)
黒いぬ。(プロフ) - 46猫さん» ありがとうございます(*^^*) (2018年4月26日 20時) (レス) id: 928b2c1214 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - 面白いです！ 頑張ってください！ (2018年4月23日 23時) (レス) id: 077adc2573 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒いぬ。 | 作成日時：2018年1月6日 12時
