迷子の手は…。 ページ31
ミヌ「……。」
「……。」
わたしとミヌの視線はキュヒョナの車。
「…ぁりがとう。」
キュヒョナがいる理由を知っているから、
驚くことも、焦ることもしない。
ミヌ「…＾＾こちらこそ…＾＾」
そう言ってミヌが俯いた。
「…ごめん…。」
ミヌ「…(笑)こちらこそ…。なんか…ごめん…色々と…」
「なんで(汗)」
ミヌ「…＾＾(笑)早く降りないと…待ってるよ…」
「………(汗)」
ミヌ「………」
「ありがとう。気をつけてね…」
ミヌ「…ん＾＾」
俯いてたミヌが顔を上げて、目が合った。
「じゃあ…(汗)」
ドアを開けて車から降りる。
ドアを閉める前に、少し屈んで運転席のミヌの顔を見た。
ミヌ「また明日＾＾…先輩＾＾」
「先輩」って呼んだ。
「…＾＾」
ドアを閉めたらすぐ…ミヌの車は走り出して、直ぐそこの小さな交差点を右折した。
「………。」
無意識に漏れた小さな小さな溜め息。
ミヌの車が右折したのを見送って、
本題……。
キュヒョナの車に目を向けたら、
さっきまではなかったキュヒョナの姿があった。
「………」
KH「………」
車の横に立って、緊張した口元でこっちを見てる…。
細い道路を渡ってゆっくりゆっくりキュヒョナに近づく…。
「………」
KH「…ぉかえり…」
目の前に立ったら、キュヒョナがそう言った。
「………」
KH「………」
どうしたらいいのかわからなくて戸惑う…。
思わず、意味不明にキュヒョナを通り越そう…と
一歩踏み出そうとしたら、
KH「ヌナ」
って呼ばれて、手首を掴まれた…。
「…ぅん…(汗)」
KH「………(汗)」
「…(汗)」
KH「………(汗)」
二人とも言葉ひとつ出せないまま…。
わたしの手首を掴むキュヒョナの手の力が強くなって、小さく震えてる…。
KH「ぁの…(汗)」
「…？」
一生懸命何か言おうとしてるキュヒョナを見て、
胸が千切れそうになってる…。
KH「…(汗)」
わたしの戸惑いと、
キュヒョナの戸惑いが限界に達しそうな時…
「…っ(汗)」
キュヒョナがわたしを抱き締めた…。
「……(汗)」
KH「……(汗)」
抱き締めてるキュヒョナの体も、
抱き締められてるわたしの体も強張ってる…。
KH「帰ってこないかと思った……」
やっと聞こえたキュヒョナの声は、
消えちゃいそうで、今にも泣いちゃいそうな声だった…。
「………」
ぎゅうってされてるキュヒョナの腕の中で
行き先を悩んでる手を…そーっとキュヒョナの背中に回した…。
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ally(プロフ) - し大好きなお話です、ギュとヌナが色々あったけどまた戻れてよかった(*´∀｀)梨子さんおつかれさまでした、ありがとうございました(^人^) (2016年10月18日 10時) (
レス) id: f3315582c7 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - 感想を、すごくすごく感想をお伝えしたいのですが、だめでした。言葉に出来ませんでした。すごくすごく大好きなお話で、読んでてすごく辛かったけど、本当に大好きなお話でした。ありがとうございました。涙 (2016年10月18日 3時) (レス) id: 7810b28ece (このIDを非表示/違反報告)
みみもも(プロフ) - またくっついてよかった〜！！ありがとうございます^^ (2016年10月17日 17時) (レス) id: 4279d10aea (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - やっとぎゅちゃんの安らぐ場所、ヌナの安らぐ場所を確保しましたね（≧∇≦） (2016年10月17日 16時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - 梨子さん、更新ありがとございます。ずっと待ってました。この二人が大好きで、幸せになってほしいです。続きも楽しみにしてます。 (2016年6月6日 6時) (レス) id: 705b795401 (このIDを非表示/違反報告)
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