何十回、何百回…。 ページ23
KH「…忘れたくなかった……」
「…っ(泣)」
KH「大事に出来てなかったけど……」
「……(泣)」
KH「ヌナと…こんな風になりたかったわけじゃない……」
涙でいっぱいの目で、重たい瞬きをしたらキュヒョナと目が合った…。
KH「…ごめん…」
「…っ…(泣)」
止められるはずないけど、堪える…。
だけど壊れた涙腺は、
わたしにはもうどうすることも出来ない…。
KH「……戻って…来ない…？。」
「……(泣)」
一年振りの…この手の温もり…。
今まで…一体何回…、何十回…。
何百回…こうやって手を繋いで、
何百回…、手を繋ぐ度にうれしくなって、寂しくなったんだろう…(泣)。
KH「…ヌナ……そんなに泣いたら干からびる…＾＾(笑)」
「……ぅぅ…っ(泣)」
繋いでる手の反対の手で、
わたしの涙を拭う。
KH「…待つから……。」
「……っ(泣)」
KH「…待ってるから……。」
「っ(泣)」
KH「……＾＾(笑)」
「…(泣)」
もう本当に何にも言えなくて、
ただ…ただ泣いてるだけ…。
うれしいのか、なんなのかもわからない…。
ただ…ただ泣くだけ…。
KH「…次は…」
「……？(泣)」
KH「…今度はちゃんと…」
「……(泣)」
KH「今度は絶対…。絶対しあわせにするから……。」
「っ…(泣)」
KH「寝ても覚めても…ずーっと…。ずーっとしあわせでいれるように…絶対そうするから……」
「…ふっ…(泣)」
KH「……もうこんなの……オレ…やだ……」
もどかしい…。
わたしをぎゅって抱き締めないキュヒョナが……(泣)。
だけど、自分から腕を伸ばすことも出来ない…。
KH「…ヌナを大事に大事にしないとどうなるか……死ぬ程わかった……。」
「(泣)」
KH「…いつも…気付くの遅くて…ごめん……。」
ほんとに………(泣)。
時間が掛かり過ぎだよ…(泣)。
心を…。
こんなにボロボロにしなきゃわからないの…(泣)
それがキュヒョナだって…、
多分、わたしが一番…。
誰よりも、知ってる…(泣)。
だけど「戻るよ」って言えないまま…。
やっと涙が乾いた…。
遠慮がちに握られた手はそのまま…。
「…帰る…ね…。」
KH「…ん…。」
離そうって思った手を、
キュヒョナが強く握った…。
「………」
KH「………」
「………」
KH「………」
「手……。」
KH「……ごめん…。」
気まずそうにゆっくり離された手…。
「…ぅぅん…」
って、離れた手と手を見つめながら、小さな声で言った…。
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ally(プロフ) - し大好きなお話です、ギュとヌナが色々あったけどまた戻れてよかった(*´∀｀)梨子さんおつかれさまでした、ありがとうございました(^人^) (2016年10月18日 10時) (
レス) id: f3315582c7 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - 感想を、すごくすごく感想をお伝えしたいのですが、だめでした。言葉に出来ませんでした。すごくすごく大好きなお話で、読んでてすごく辛かったけど、本当に大好きなお話でした。ありがとうございました。涙 (2016年10月18日 3時) (レス) id: 7810b28ece (このIDを非表示/違反報告)
みみもも(プロフ) - またくっついてよかった〜！！ありがとうございます^^ (2016年10月17日 17時) (レス) id: 4279d10aea (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - やっとぎゅちゃんの安らぐ場所、ヌナの安らぐ場所を確保しましたね（≧∇≦） (2016年10月17日 16時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - 梨子さん、更新ありがとございます。ずっと待ってました。この二人が大好きで、幸せになってほしいです。続きも楽しみにしてます。 (2016年6月6日 6時) (レス) id: 705b795401 (このIDを非表示/違反報告)
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