『ヌナ』。 ページ1
『ヌナ、もうお腹いっぱい？』
「ぅん…お腹破裂しそう……」
『本当に？遠慮しなくてもいいんだよ？(笑)』
「これ以上食べたら…全部出ちゃう…」
『あはははは(笑)じゃぁ…行く？＾＾』
「うん＾＾」
わたしが席を立って歩き出すのを見てから、自分も席を後にする。
『ヌナ』
呼ばれて振り返る。
「ぅん？」
『先に行ってて？＾＾』
そう言われて車のキーをわたしに手渡す。
レジには2人…3人…。
「ん＾＾わかった＾＾」
彼の言葉に甘えて、車のキーを手にお店の外に出た。
だけど車には行かずに外でぼんやり待つ…。
何気なく鞄から取り出したケータイ。
何処にいる時も、
何をする時もあんなに気にしてたのに…。
今ではすっかり忘れることもあり、
案の定、大した連絡も来ていなかった…。
『ヌナ！！』
少し遠く…。
後ろの方で声がした…。
この国には、『ヌナ』なんて五万といるのに…。
その声が『わたし』を呼んでいることになんの迷いもなく気が付くのは、
この耳が…、
この心臓が…、
あの夜から一年が過ぎようとしている今でも、未だ…。
忘れずに覚えていたから…。
「………(汗)」
その声の主を、探しちゃいけない気しかしない…。
それなのに、体はゆっくり後ろを振り返って、
震える視線でわたしは探す……。
「…っ…(汗)」
見慣れた車から降りて、
こっちを見つめて立っている…。
わたしと同じ…、ぐらんぐらんに揺れた視線で…。
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ally(プロフ) - し大好きなお話です、ギュとヌナが色々あったけどまた戻れてよかった(*´∀｀)梨子さんおつかれさまでした、ありがとうございました(^人^) (2016年10月18日 10時) (
レス) id: f3315582c7 (このIDを非表示/違反報告)
しぃ(プロフ) - 感想を、すごくすごく感想をお伝えしたいのですが、だめでした。言葉に出来ませんでした。すごくすごく大好きなお話で、読んでてすごく辛かったけど、本当に大好きなお話でした。ありがとうございました。涙 (2016年10月18日 3時) (レス) id: 7810b28ece (このIDを非表示/違反報告)
みみもも(プロフ) - またくっついてよかった〜！！ありがとうございます^^ (2016年10月17日 17時) (レス) id: 4279d10aea (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - やっとぎゅちゃんの安らぐ場所、ヌナの安らぐ場所を確保しましたね（≧∇≦） (2016年10月17日 16時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
かお(プロフ) - 梨子さん、更新ありがとございます。ずっと待ってました。この二人が大好きで、幸せになってほしいです。続きも楽しみにしてます。 (2016年6月6日 6時) (レス) id: 705b795401 (このIDを非表示/違反報告)
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