☆first love...*Kyuhyun...番外編☆あの夜のこと…☆

ここに来るまでに…。 ページ4

「………」

泣いてるキュヒョナに思わず手が伸びる…。

でも、その手をキュヒョナが煙たそうな顔をしながら
体を後ろに引いて避けた…。

「………」

KH「はぁ゛ーーーーーー…もぉ゛……泣」

「………」

KH「……意味わかんない………」

髪の毛をもしゃもしゃしてる…。

「…ごめん…。」

KH「………そういうんじゃなくて……」

「………」

KH「オレ……ヌナのこと好きだよ……。すっごいすっごい好きだよ……」

「……ぅん…」

KH「大好きで…大好きで……心の中ヌナしかいないし……」

「………」

KH「ヌナでいつもいっぱいなのに……」

「………」

もう…ごめんなさい…泣。

って思ってるわたしがいる…泣。

KH「でもそれ…見せられないから……どうにも出来ない…」

早く、「やっぱりごめん！」って言って、
わしゃわしゃーってして抱きしめて、キュヒョナが今すぐ
笑ってくれるなら……降参してもいいのかな……って……泣。

「……泣。それは……わかってるょ…泣」

KH「わかってないよ…。絶対…」

「……泣」

KH「オレが毎日どんだけヌナに会いたくて、会えない時はどんだけヌナの声聞きたいとか…
わかってないから……だから駄目なんじゃん…泣。だからこんなこと…泣」

「……泣」

KH「……泣」

ぐすん…ぐすん…って、
部屋に響くのは二人が鼻をすする音だけ…。

KH「今ヌナの言う通り離れたら……たぶんヌナはオレのとこに戻ってこない……」

重たーい空気の中、キュヒョナが言った。

「………」

KH「オレは…たぶん……ずっと…待つけど………泣」

「………」

KH「待つけど……ヌナは戻ってこない…。」

「………」

KH「オレと離れて…オレのことなんか忘れて…そのうちニンジンだか…誰か他の男と恋をして
…結婚して……オンマになって………泣」

話しながら、たぶん自分で勝手に想像したわたしの未来に泣いてる…。

KH「テレビに映ったオレのこと見て、ぁ…この人頑張ってるなぁ…って思うんだよ…」

「……笑」

KH「……笑えないし……泣」

「…もし…。」

KH「…？」

「もしそうなったとしたら…それがわたしの運命だったんだよ…」

KH「………」

「でも絶対…。その頃には、キュヒョナにも新しい恋人がいるよ…＾＾笑」

KH「…バカじゃん…」

「………」

KH「そんなこと…よく平気な顔して……」

「…わたしは…。こうなるまでに、いっぱいいっぱい考えたから…。
ずーっとずーっと考えてたから…。」

だからかな…。

ここまで頑張れたのは…。→←泣いちゃった。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す