first love...*Kyuhyun...２

プレゼント。 ページ9

明日、海外へと飛び立つキュヒョナ。

今夜は、家に来て、ご飯を食べて、少しワインを飲む…。

そのまま、流れるようにベッドへ行き、

甘い甘い愛を確かめ合って、溶け合う…。

愛し合った後のシャワーの後…。

バスタオル姿のままのわたしとキュヒョナ。

KH「あ！」

何かを思い出したように、自分のバッグをがさごそする…

「なに？」

KH「………」

バッグを探る後姿で、なにかわくわくしているのが伝わる…

KH「じゃじゃん！＾＾(笑)」

振り向いたキュヒョナの手にあるもの…、、、

「………。」

KH「なんで固まるの(笑)」

ドラマで見たことある。

いや、ドラマでしか見たことない…。

ブルーとピンクの、変な柄のペアルックパジャマ。

KH「この前捨てちゃったから＾＾(笑)」

キュヒョナの茶目っ気なのか、真剣なのか…

表情がイマイチ読み取れない…(汗)

「キュヒョナ…」

KH「ん？(笑)」

「それダサいよ…。」

KH「(笑)なんで(笑)いーじゃん＾＾(笑)」

ピンクのほうをわたしに渡して、目の前でブルーのほうを着る…。

そして完成したキュヒョナは…。

とても完璧にダサく仕上がった。

そしてわたしもピンクを…。

二人でお揃いのパジャマを来て、ソファでまったりする…。

「あ！！」

KH「？？」

「わたしもキュヒョナに渡すのある！！」

キュヒョナに渡そうと思っていたプレゼントを寝室に取りに行く。

「ぁ、全然大したのじゃないよ？？＾＾はい＾＾」

キュヒョナに手渡したのは、マスク。

それに、「KYU」と夜な夜なちくちく刺繍した。

KH「はは(笑)すごい！(笑)」

「明日それ着けて飛行機乗って♪」

KH「あ…(笑)」

一度マスクを着けようとしたキュヒョナが、マスクを両手で掴んだまま
固まった…。

それは…

マスクの裏(キュヒョナの口に触れるほう)に、わたしからの
愛のメッセージが書かれてるから。

「ウリキュヒョナ♪今日もファイティン♪」と。

冗談半分…。
半分ともうちょっと冗談の気持ちを込めたプレゼントなのに、
意外と喜んでるキュヒョナ。

ソファに…

ダサいパジャマで、自分の名前の入ったマスクを着けた男の人…。

堪えきれずに涙が出そうな程、笑った…。

折角ペアルックでも、朝を迎えるまでは一緒にいられなくて
夜明け前にはアンニョン…。

キュヒョナを見送って一眠りした後、
その日の空港写真のキュヒョナの顔には、バッチリ昨日のマスク。

「(笑)」

行ってらっしゃい♪ウリキュヒョナ♪

なんで…？。→←シアワセ故の…。

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