「ヌナ」だから…。 ページ25
KH「オレだって…やだ…」
息が出来ないくらい…強く強く抱き締められる…
「ひっく…(泣)」
KH「ごめん…ほんとに…ごめん、、、」
「…うっ(泣)」
KH「Aは…オレの心の中が「ヌナ」ばっかって言ったけど…全然そうじゃない…、、、Aにそう言ってから、ずっと…Aで溢れてるし…今だって…昨日からずっと…、、、Aのことしか考えてない…、、、」
涙に濡れながら…
キュヒョナの匂いに包まれる…、、、
「嘘だよ…(泣)」
KH「嘘じゃない」
「…(泣)」
KH「嘘ついたけど…嘘じゃない…、、、」
それから…二人とも無言のまま…
抱き締められてるのが暑くて…ゆっくりとキュヒョナから離れた…
KH「……(汗)」
「暑い…」
KH「ごめん…」
涙でぐしゃぐしゃのわたしの顔…
テーブルの上のティッシュを取って、優しく拭いてくれるキュヒョナ…
KH「なんか…飲む?」
拭きながら、わたしの顔を覗き込み、目を見て言った…。
「…ぅ゛ん…」
キッチンに行き、お水を手に戻ってきた。
キャップを開けて、わたしの手にそっと握らせる…、、、
ごくごく飲んで口から離したら、そのペットボトルを
わたしの手からするりと奪いテーブルに置いた…。
KH「A…」
わたしの右手を両手で握るキュヒョナ…。
「誤解なのは…わかった…。」
KH「………」
「わかったけど…でも…たぶん…、、、無理…、、、」
KH「A」
「無理ってゆーか…相手が…相手が「ヌナ」だから…だからたぶん…無理…」
KH「……?(汗)」
「わたしがキュヒョナと会った時、キュヒョナはヌナのことが大好きで…その時のキュヒョナとか…振られて落ち込んでるキュヒョナとか…、、、そういうの全部見てきちゃったから…だから…「ヌナ」は嫌なの…(泣)」
折角落ち着いた涙が、やっぱりまた…零れだす…、、、
KH「………」
「ヌナの壁を越えられる自信が無い…(泣)」
KH「ちがう!確かに始まりはそうだったけど…でも…いやいやAと付き合ってたわけでもなんでもない!ヌナが駄目だったからAと…とか…そんなの…あるわけない…、、、」
「でも…でも…昨日だって…だったらなんで…ほんの10分でも…5分でも…なんでわたしのとこに来てくれなかったの…(泣)たとえ、マスクが欲しくても…わたしだって…こんなにボロボロなのに…(泣)」
KH「ごめん…、、、」
ほんの少しのタイミングでこんなにもすれ違ってしまう
まだまだ脆くてか弱いわたしたち…、、、
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みるく - とても良かったです。やっと二人で落ち着いたってかんじですね。甘い時を過ごせて幸せ一杯です!また梨子様の作品読ませていただきますね!楽しみです! (2015年7月12日 12時) (レス) id: 24618d5a10 (このIDを非表示/違反報告)
朱里 - 梨子さんいつも、楽しく読ませて頂いています。firstloveキュヒョンsideの話も見てみたいです。 (2015年6月14日 14時) (携帯から) (レス) id: 2198a50901 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてました!また機会があったらぜひギュのお話を書いて欲しいです! (2012年10月7日 20時) (レス) id: e0dd870e5f (このIDを非表示/違反報告)
miwasan(プロフ) - ギュ編お疲れ様でした(´ω`)更新のたびにキュンキュンさせてもらいました (2012年10月7日 19時) (レス) id: 980b21fd72 (このIDを非表示/違反報告)
めいはる(プロフ) - はじめまして。私の生きがいが終了してしまいました。本当に素敵なお話でした(*^_^*)梨子さん。ありがとう(^_^)v (2012年10月7日 19時) (レス) id: 98bb4935a7 (このIDを非表示/違反報告)
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