泣いても泣いても…。 ページ23
あの夜…何十分かの間…鬼のようになるキュヒョナからの着信…。
その後、パッタリと静かになって、明け方…また何十件もの着信…。
胸が…全身が千切れそう…。
聞きたい…不思議なことはいっぱいあるけど、
今は何も聞きたくない…。
キュヒョナが、わたしが納得出来るように全てを説明してくれたところで…
もし、見てきたものがすべて誤解だったとしても…、、、
わたしはキュヒョナを信じられる…？
頭に…目に焼きついてる光景…
わたしの知らない笑顔でヌナの車から降りるキュヒョナ…
お店でヌナを見つけた時のキュヒョナな顔…、、、
静まり返った真っ暗な部屋でも、声を押し殺すように泣く…、、、
眠れない夜が終わっていく…、、、
泣き腫らした瞼…
それでも時間は流れるから、
目を冷やして、メイクをして…仕事に行く。
いつも以上に仕事に打ち込んでも…思い出したように鳴り続ける
キュヒョナからの電話が、わたしを真っ暗闇へと連れ戻す…、、、
へとへとになった帰り道…。
家の前に停められた車…。
どこかに、それを予感してたから、驚きはなかった…。
「………。」
キュヒョナの車を見て、ぼんやり立ち尽くすわたし。
KH「ヌナ…」
わたしを見つけて慌てて車から降りたキュヒョナ…、、、
部屋へと向かうわたしの後ろを、黙ってついてくる。
玄関のドアを開けて、部屋に入るわたし。
後ろを振り返ると、ドアノブに手を掛けたまま立っているキュヒョナ…。
「………？」
KH「入っても…いい…？」
「…ぅん。」
リビングの灯りを点ける…
「今日…仕事は？」
KH「ぁー…21時にはー…戻らないと…」
今は…19時を少し過ぎたところ…、、、
わたしがソファに座る…
少し離れたところで、立ったままのキュヒョナ。
なんだか…怒られている子供みたいで…
わたしがキュヒョナを苛めてるみたい…、、、
だけど、わたしの家には二人掛けのソファしかないから…。
「座れば…」
少し端に寄った…
KH「………」
とぼとぼと歩いて、キュヒョナも…遠慮がちにソファに座った…、、、
こんなに狭いソファで、距離を取って座る二人。
KH「…ごめん、、、」
ぽつりと呟いたキュヒョナの目は真っ赤で、肌も酷く荒れている…、、、
KH「…いっぱい泣いたの…？」
キュヒョナの手が、わたしの顔に触れそうになった時、
体を引いて拒否した…
KH「………」
行き場を失くした手を、寂しそうに引き戻したキュヒョナ…、、、
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みるく - とても良かったです。やっと二人で落ち着いたってかんじですね。甘い時を過ごせて幸せ一杯です！また梨子様の作品読ませていただきますね！楽しみです！ (2015年7月12日 12時) (
レス) id: 24618d5a10 (このIDを非表示/違反報告)
朱里 - 梨子さんいつも、楽しく読ませて頂いています。firstloveｷｭﾋｮﾝsideの話も見てみたいです。 (2015年6月14日 14時) (携帯から) (レス) id: 2198a50901 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - いつも楽しく読ませていただいてました！また機会があったらぜひギュのお話を書いて欲しいです！ (2012年10月7日 20時) (レス) id: e0dd870e5f (このIDを非表示/違反報告)
miwasan(プロフ) - ギュ編お疲れ様でした(´ω｀)更新のたびにキュンキュンさせてもらいました (2012年10月7日 19時) (レス) id: 980b21fd72 (このIDを非表示/違反報告)
めいはる(プロフ) - はじめまして。私の生きがいが終了してしまいました。本当に素敵なお話でした(*^_^*)梨子さん。ありがとう(^_^)v (2012年10月7日 19時) (レス) id: 98bb4935a7 (このIDを非表示/違反報告)
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