い ち ご み る く ページ1
「お疲れ様っ」
ドリンクを作ったり、わたしたりするのが私の仕事。
マネージャーの仕事にやりがいを感じている..........けど、
忙しすぎる。
部活して、帰って、マネの仕事して、課題して、寝て。
甘いものを食べる時間がない。
「むー..........」
ドリンクを配り終わって、少し不機嫌にしていると、霧野くんが来た。
「Aっ、
目ぇつぶって..........？」
「は！？
いや、思春期なのも分かるけど誰でもかれでもに接吻をたのむのはどうかと」
「..........。
いいから、目ぇつぶれ。」
いやいや、私は当たり前のことをいったまでさ。
なのに、何故不機嫌になられんといかんとですか。
(.........よし、冗談だと信じよう。)
しぶしぶ、目を閉じた。
ピリッ
ビニール袋のようなものが破れるようなおとがした。
ハッ、まさか私の口をゴミ箱にするき！？
「....................私の口はゴミ箱じゃな───んっ！？」
口に何かが入ってきた。
あ、変なこと考えた大人の階段のぼったみなさん、Dなんちゃらではないですよ。
(甘..........)
「変なこと考えてんじゃねぇよ
バーカッ」
ムッツリスケベー、とか聞こえてきたので殴ろうかなと、おまもったのだが
がさ
ふと足元を見ると可愛らしくラッピングされた袋。
『Aへ
from霧野』
女子力高くね、とか思いつつ袋をあける。
中には沢山のいちごみるくキャンディーとやたらと可愛いカード。
(甘いと思ったらいちごみるくだったんだなー、
霧野くんらしいや)
カードを裏返すと
『お疲れ』
の３文字。
ぶっちゃけ短くね！？とか思ったが
甘い、甘いいちごみるくは、
疲れた体によく染みた。
「..........ありがと。」
ボソリ、と呟いた。
(殴るのは勘弁しとこうかな)
【心にしみるいちごみるく】
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作者名：猫子 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2013年10月17日 20時
