- 天使じゃない -

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お昼になるとみんな起きてきて、
サグワが昨日のお礼する！ごはん行こう！と言うから
２人で出掛けることになった。


サ『何食べたい？』

私の斜め前を歩くサグワはオレンジのTシャツに
キャップを被っていて、少し派手だけど
明るいサグワのイメージにぴったりだと思う。


「サグワの食べたいもので良いよ。」

サ『ダメ〜昨日のスカートのお詫びだもん。』


あれは？これは？と真剣に考えてくれているサグワ。

あのスカートは去年から履いていたものだし、
サグワが洗濯してくれたおかげで綺麗になったし、
ほんとに気にしてないのに、

いつも騒いでいて人一倍うるさいサグワだけど
こう言うところは真面目と言うか、しっかりしてるなと思う。



「じゃあ、あのお店入りたい！」


目に入ったテラス席が素敵なカフェを指差す。


『よし、じゃあ行こう！』

お腹すいた〜！とお店に入るサグワは、
もうすっかり自分の方が楽しんでいるみたいで
やっぱりサグワだなあと笑ってしまう。







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