- 天使じゃない -

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side. A




昨日は気付いたら寝ちゃってたみたいで、
朝起きたらマホトの部屋で寝ていた。


ジ『おはよう。』


リビングに行くとジンくんだけ起きていて、
みんなはまだ寝ているみたいだった。

時計を見ると８時。

きっとみんなお昼まで起きないよね。


ソファに目を向けるとマホトが寝ていて、
床に布団が落ちてしまっていた。

そっと布団をかけ直して寝ているマホトにお礼を言う。


「見て、マホトって寝顔だけは可愛い。」


まだ眠そうなジンくんに声をかけると、
ジンくんもマホトの顔を覗き込んで笑っている。


初めて会った時は少し怖そうに思えたジンくんの
笑った横顔はなんだかすごく安心する。

って言うのは恥ずかしいから口に出さないけど。


ジ『なに？』


いつの間にかマホトじゃなくてジンくんの
顔を見つめていた私の顔を不思議そうに見つめるジンくん。


「なんでもなーい。」

と笑うとジンくんも何それ、って笑うのが
すごく幸せな時間に思えた。






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