私が全員引き取って幸せにしてやるｯ！【苺】

31話 ページ35

ー放課後ー

『あ、ななもりくーんジェルくーん！』
な「母さん？」
ジ「何してんの？」
『ちょっと琉くんって子を待っててさ』
な「その人誰？」

あ、名前ないじゃん
えーっと…

『ころみちゃん』

ネーミングセンス神すぎる

こ「…w」
ジ「可愛い〜」
な「どうしたの？」
こ「この子達なら別にいいんだけどw」
『あ、そう？』
こ「うん、あんたの子でしょ？」
『うちの子可愛いでしょ？』
こ「そーですね」
ジ「すげー女の子とは思えないほどこえガッサガサや」
な「ジェルくん!?」
こ「うるさいw」
さ「あれ、何してんの？」
『さとみくん帰り道違くない？』
さ「それがさぁ聞いてよ！変な女にめっちゃ話しかけられんの」
『イケメンだから仕方ない』
さ「って、そいつ誰？」
こ「…ころみです」(裏声)
さ「へー…」

何？何か…え？
何この空気
気まづ過ぎる

「あ、なーくん？どうしました？」
な「あ、るぅとくん！」
「だからその呼び方…まぁいいや、何してるんですか？」
な「えっと、お兄ちゃんとお母さんと話してた」
「そうなんですね、あ、初めまして黄晴琉と申します」
『こんにちは』
琉「その方…」
こ「…」
琉「ころちゃん？」
こ「…何」
『い、１回移動しようか！うち行こ！』

流石に校門前にいるのも迷惑だから1度家に帰ることにした

こ「お前は帰ったら？」
琉「お話したいので帰りません」
『まぁまぁ』

家に着いてリビングのソファに座らせる

『私ね、君たちを引き取りたいって思ってるんだよね』
琉「はい？」
『ころんくんから聞いたよ？家での環境』
琉「そうですか…」
『今の環境なら警察に言えばすぐ解決出来る』
琉「…」
『警察に行くかどうかは2人が決めて』
こ「僕はどっちでもいいよ」
琉「僕は…行きたいです…これ以上同じ過ちをさせない為にも…」
『分かった』

そうと決まれば早速警察の方と凸ろうではないか

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