私が全員引き取って幸せにしてやるｯ！【苺】

18話 ページ20

Aside

ﾋﾞｰｯ

インターホンを鳴らしたはずなんだけどこの音大丈夫？

ｶﾞﾁｬ

「…はい」

綺麗な人…
普通に優しそうな人だけど

「あの、どちら様ですか？」
『あ、すみません…私華風Aと申します』
「はぁ…」

話し方も丁寧だし…

『息子さんのジェルくん分かりますか？』
「あいつが何？」

でもジェルくんの名前を出した瞬間態度が急変した

『ご家庭で問題があるたと聞いたのですが…』
「あいつ…」
『ジェルくんは悪くありません』
「あんな奴産む気無かったのよ…」
『これから育てる気が無いのであれば私がジェルくんを引き取ります』
「好きにすれば？」

実の息子なのに引き止めることもしないんだ…

「教育費払いなさいよ」
『はい？』
「今まで育ててきた教育費、50万円」

50万円？借金でもしてんの？
てか育ててないじゃん…
まぁ…手持ちあるしいっか…
なんであるかって？帰りにゲーム等買ってやろうと思っておろしたからだよ！

『はい、50万円丁度です』
「んー、もう帰ってくんなって言っといてー」
『…ではあなたも私たちに関わらないでくださいね、お金を渡すのも今日だけです』
「はいはい」

札束を数えながらドアを閉められた
階段を降りて3人の所に行ったら
ジェルくんが泣いていた

『ど…え!?』
ジ「ぅ…あ"…ぁあ…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
『どうした？大丈夫？』
ジ「母さん…ｯ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ
さ「引き止められなかったから泣いてる」
『そっか…』
ジ「…ﾋｸｯ…」
『落ち着いた？』
ジ「落ち着いた…」
な「今日からジェルくんは俺たちの家族だね！」
ジ「家族…？」
な「うん！」
『じゃあ帰ろっか』

ゲームはまた今度でいいかな…

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