推しが義兄とか私前世に何かした！？４【橙】

122話 ページ9

みんながいるところだとあれだから私の部屋に連れてきた

『ごめんね、いきなり』
る「ううん？どうしたの？」
『告白の返事、しようと思って』
る「う、うん」

うわぁ…めっっちゃ緊張する

『え…っとその…』
る「うん」
『あぁ…』

何やってんの私！
早く言わないと変な誤解されちゃうでしょ！

る「やっぱり…だめだよね？」
『へ？』
る「そらは仮にもメンバーなんだもん、ごめんね？困らせるようなことして」
『いや、ちが！』
る「でも僕はそらのこと大好きだよ」

待て待て
話を勝手に進めるな

『もう！話を聞いて！』
る「…え？」
『勝手に決めないで、私だって緊張するんだからね！』
る「？」
『ふぅ…よし！るぅちゃん、好きです！付き合ってください！』

言えた！
言ったぞ！？

る「…もう一回」
『もう一回？』
る「うん」

めっちゃ真顔やん
もう一回言えばいいの？
分かったよ？

『す、すきです』
る「ほんとに？」
『ほんとに』
る「僕と付き合ってくれるの？」
『おねがいします』
る「え、抱きしめていい？」
『ど、どうぞ？』

ｷﾞｭｯ

る「んー！そっかぁ…へへ」
『どしたのー』
る「あ、そうだ」
『？』

離れたと思ったら正面に来て

る「そら、好きです。僕と付き合ってください」

手を出された
だから私は

『お願いします』

そう言って手を握った

123話→←121話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す