記憶を失って【苺】

3話 ページ3

奈々side

何があってこうなったかは知らないけど傷が深いとかそういうのはなく3日で退院になった

父「退院おめでとう」
な「ありがと」
母「今日は退院祝いにご飯食べに行かなきゃね！」
な「あははwいいよーそんなの」
母「遠慮しないの！」
る「ぇ…っと」

るぅとくんはあの日だけお見舞いに来てくれて
あとの2日は来てくれませんでした
悲しかったです

る「た、退院…おめでとうございます」

言ってくれたぁぁぁ！
嬉しすぎてお兄ちゃん倒れちゃうよ

な「ありがとう」
る「ｯ…」ﾋﾞｸｯ
な「ぁ、ごめんね」

いや悲し過ぎるでしょ
頭撫でようと思って手頭の上乗せようとしたら顔真っ青で怖がっちゃって…
いや、前の俺何したの!?

る「い、いえ…大丈夫です…」
母「？さ、帰りましょ」
父「そうだな、奈々も病み上がりだし」
な「元気だよ！」
母「念には念を、明日大丈夫なら学校行けばいいでしょ？」
な「んー、そうだね」
父「ほら、早く車乗れ」
な「はーい、るぅとくん行こ！」
る「はい…」

形的に隣に座るんだけども…
普通さ、後部座席って結構近いもんじゃないの？
なんでこんな距離取られてるんだろう
あれか、怖がられてるんだ
くそぉぉぉ

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