私が全員引き取って幸せにしてやるｯ！3【苺】

116話 ページ33

結局10分だけ出る事になった
マスクしていいって
あんな押されたら出るしかないじゃん…

カンペ
《お母様少しだけ登場出来るそうです》

「あ、お母さん少し出れるらしいな」
莉「珍しい」
さ「絶対嫌がってた」
こ「押しに弱いからね」
「よく分かってんだね」
る「母親ですし」
な「母さん来るって」
ジ「やったな…！」

あぁぁ
ほんと可愛いあの2人
無邪気かよ！
仕方ねぇ…
あの子たちのためならｯ！

ー回想ー

「お母さん出たら絶対あの子たち喜びますから！」
『え…』
「ね！出ましょう？あの子たちの為に！」
『あの子たちの…為…』

ー回想終わりー

親バカにも程があるだろ

「では登場して頂きましょう、超人家族の長！Aさんでーす」

長!?
今、長って言いました？

『長ではありません、よろしくお願いしまーす』
ジ「母さん！」
『やっほー』
「なんでマスク付けてんの？」
『まぁ…ちょっと事情が』
な「？」

首コテンってやってるｯｯｯｯ
可愛いいいいい
まじ可愛いほんと可愛い抱きしめたい
てか足床に届かなくてパタパタしてんの！
まじ可愛い

「Aさんwフリーズしないでくださいw」
『あ、すみません』
さ「母さんどうした？」
莉「体調悪いとか？」
『そんなんじゃないよー』

優しっ
うちの長男たち優しすぎるでしょ

こ「母さんすぐ無理するんだから」
る「そうですよ、休む時は休んでください」
『いや、休んでるからね！？』
「はい、じゃあ親子の会話はこの辺にして、Aさんに質問していきますね」
『分かりましたー』

質問かぁ
何か聞くことあるのか？

「子育てをしていく上で大変だったことっとありますか？」
『大変だったこと…うーん…』

そんなに無いんだよな
1番大変なのって赤ちゃんとか小さい時じゃん？
でも私その時のみんなを知らないから…
あー、そっか…
私みんなと血繋がってないんだ
なんか悲しいね、改めて実感すると

『特になかったですよ』
「小さい時とかも？」
『あー…』

この間の事があったから世間にこの子達と血が繋がってないってこと発表してないんだよね

さ「俺たち、血繋がってないんですよ」

117話→←115話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す