後日談３ ページ40
«＿＿これにて、第__回悪魔学校バビルス卒業式を閉会いたします»
「卒業おめでとうAちゃん。魔界で頑張れよ〜観に行ってやるから」
「ムルムスさんおめでと〜！師団で培った経験は大切にね！！…え？本音？やだなぁ〜そんな建前に聞こえてた？」
「Aさん卒業おめでとう…！道に迷ったら有名人だろうがしっかり周りの人に聞くんだよ」
「ふん…まぁせいぜい迷惑を掛けぬよう努力することだ。実力は既にあるのだからな」
「お、おい…校門前にいるあの人って…そうだよな…？」「！？…マジじゃん…」
「Aさーん！！お迎え来てるよー！！！」
『はーい』
植物塔からイルマさんの咲かしたサクラが雨のように降り注いでいる。校門まで続く地面はサクラの花びらでいっぱいになっていてカーペットみたいだった
そのカーペットの先で待ってくれていたのは他でもない
『お待たせしました…ポロ様』
「……なんでアイツに似てんのよ！！！ホントに腹立つわね！！！！」
『え、えぇ…』
卒業までに本当に色々あった。楽しかったことから困難だったことまで沢山。…その色々の中にはポロ様が関わっていたものもあって。
それでも最終的には約束は果たしてくれることになったのだ
「それじゃ早速…」
「Aちゃん！！！」
『！…リードさん』
「あらクソガキの１人」
リードさんは髪も制服もボロボロで恐らく後輩にもみくちゃにされて逃げた１人だろう。卒業証書片手に息を切らしている
「…本当に行っちゃうの？」
『うん。…昔からの野望だったから』
「…」
「このクソガキがアンタの婚約者？」
『はい。シャックス・リードさんです』
「ふぅん……シャックス」
「は、はい」
バチンッ!!!
ポロ様がリードさんの背中を思いっきし一発叩いた
「い゛っ…た……」
「66秒待ってあげる。その間にやることやってしまいなさいな」
「！アムドゥスキアス様気付いて…」
「ポロちゃん！！はいスタート！いーち…」
「え！？あ…」
リードさんは目線を戻した。…綺麗な瞳がいつもよりうるうるしてたのは自意識過剰だろう
「…しばらくAちゃんと会えなくなるの正直嫌だ。でもそれと同じくらい野望を応援したい気持ちがある
だから僕は打開策を一つ考えました」
『え？』
「…トレードしよう。僕が昔付けてたピアスとさ」
そう言ってつい最近開けた穴に三角形のピアスをゆっくり刺してくれた
「うん、似合ってる」
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朱莉(プロフ) - 無名さん» 素敵な栄養素(？)になれたようなら幸いです！読んでくださりありがとうございました！ (2月10日 0時) (
レス) id: 261ca3b085 (このIDを非表示/違反報告)
無名 - とっっっっっっっても！尊かったですぅぅぅぅぅぅぅぅぅ、、、 (2月4日 18時) (レス) id: bbcbdad659 (このIDを非表示/違反報告)
無名 - ありがとうございました スゥゥゥゥゥハァァァァァァ となりますた☆ (2月4日 18時) (レス) @page46 id: bbcbdad659 (このIDを非表示/違反報告)
朱莉(プロフ) - 推しが尊いさん» わぁ！そう言って頂けて嬉しいです！ありがとうございます！！ (8月24日 22時) (レス) id: 261ca3b085 (このIDを非表示/違反報告)
推しが尊い - 最後のリードくん神でした! (8月24日 18時) (レス) @page46 id: 244dfc2dc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱莉 | 作成日時：2022年12月2日 0時
