ゾルディック家の次男坊 2【HUNTER × HUNTER】

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Aの言う家族内指令(インナーミッション)




キルアを外の世界に出したことでAが正当にゾルディック家を継ぐことが先の日に決定した
そしてゾルディック家当主には義務がある



そう。有能な後継を作ること





大切なのは"有能"であること



つまりその辺の女の子じゃダメなんだと
でも俺さぁ面食いだからさぁ、強靭でムキムキな女の子はちょっとタイプでないのだ。あと出来れば変化系の子がいいかな、操作系はちょっと……もうお腹いっぱいです





だから自分で俺の子を産む人を見つける、これが俺の俺自体に課したミッション





両親はそんなことより、両親が決めた相手がいいそうだから。どっちが先にってのが割と肝かもね








『てことで、来たぜクロロ』





「理由はどうあれ、お前からわざわざ来てくれて嬉しいよA」







もう帰れると思うなよ。とクロロが呟いた
あー。もう、なんで俺の周りってこんなに面倒なわけ



因みにヒソカには俺の連絡用端末をぶっ壊した罰としてイルミの元に訳を話に行ってもらった。
でもその後すぐ後悔した、アイツありもしない事をイルに吹き込んでないよね？！






「あら、A来てたの」






恐らくここも仮宿なのだろう、旅団員は全員揃っていないようでクロロのいた部屋にパクノダが入ってきた、あ。パクノダだ






『なぁ、パクノダ。俺と結婚しよう』





すらりと伸びた手を引いた
パクノダは特質系だしなにより強い
背が俺より高いのはこの際目を瞑ろう
それでもやっぱり美人だし、俺パクノダのこと好きだよ！







「な、えっちょっと……」





『洋装和装どっちがいい？どっちもでもいいよ、パクノダ似合うよ絶対。美人だし、母さんに気に入られちゃうかも』





せっかくだから式は挙げたいよね、なぁいつがいいかな
パクノダは大安とか気にするタイプ？俺はしないよ
厄災が来ようが俺がぶっ飛ばしてあげる







『なあ、絶対俺幸せにするかーーー』




「止まれ、A」






パクノダの手を両の手で包んだところで、ばりっとクロロに引き剥がされた
おい、邪魔すんなよ！首根っこ掴むな！






「パクが困ってる」




『え〜、なんでよ』






俺の懇親のプロポーズはまんまとクロロに邪魔されて失敗に終わった





「ごめんねA、貴方に私は勿体ないわよ」




『そんなことねーのに』




部屋を出ていく時、パクノダの耳が真っ赤になっているのをクロロは見逃さなかった




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