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『あーー、ただいま親父』
会話の一言目って難しいよな
特にうちの親父との会話なんて
俺は親父の血を色濃く継いでいて
きっと将来親父みたいな風貌になるんだろうなあ、って思いながら生きてきているというのに
性格はマジ似てないんだよな。俺多分じいちゃん似
「聞こう、話を」
は、なんの。なにを？
もしかして内容次第ではってやつ？
『あ、見て親父じゃじゃーん』
いや俺だってさ、わざわざ実家に帰ってきてさ
殺されたくないよ？一応それなりに土産話はあるわけでさ
ポケットから取り出したハンターライサンスに親父はほんの少しだけ目を見開いた
『俺別に家出したわけじゃないからね』
この敷地内、誰1人としないにっこりとした表情で笑った
すると親父も、ふっ。と息を吐く
『10歳、どう？』
「充分だ」
ああ親父が分からず屋じゃなくってよかった
家を出た俺はそのままその足で事前に申し込んでいたハンター試験に向かった
試験はまあ、むずかったっちゃむずかった。何回か本気出したし
そんなこんなで見事ハンターになった俺は、そのままライセンスを利用して世界各地を飛び回っていたわけ
ここ５年の話を一通り親父に話した
親父は何かを意見するわけでもなく、ただ黙って俺の話を聞いていた
「今は素直に、お前の帰りを喜ぼう」
あーさすが俺の親父
とりあえず第一関門はクリアってことで
問題はこの後だよなぁ、"今は"って言ったし
「それに、随分な念を取得したようだな」
『あは、まあね』
親父に褒められちったうれしー
俺親父のこと尊敬してるもん、マジデ
だって俺頑張ったもん念の修行
まじあの爺さん…くっそ手厳しすぎたんだわ
思い出しただけで胃が痛くなる
『やば、第二関門』
親父との話を終えようとした時、近づいてくる気配を2つ感じ取った
さあ、問題はここからなんだよね
「へえ、わざわざ殺されにきたんだ」
『うわ、なにその子！イルミの子？』
イルミから殺気を嫌というほど充てられたが
そんなものより隣の小さな男の子が気になった
俺の好奇心はまだ完全に死んではないらしい
「なに、あんた」
『へえ、俺そっくり』
見たところ3、4歳の男の子は生意気にも俺に殺気を向けた。はは、殺してやろうかな
『いい筋じゃん』
嫌味を込めてにっこり笑ってやった
.
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yk6772(プロフ) - mikittyさん» 2回もコメントを本当にありがとうございます！とっても嬉しいです！彼はもう独占欲で生きてて欲しいという願いで書いています（笑） (2021年11月4日 17時) (
レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - リトさん» 私もイルミが大好きです！同士の方に喜んでもらえてとても嬉しく思います！コメントありがとうございます！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - ウカザメさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけますよう、頑張ります！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - dolphin0891さん» とても嬉しいコメントです！少しずつですが更新できますようがんばります！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - mikittyさん» ありがとうございます！うれしいです！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオハ | 作成日時：2021年10月13日 13時
