ゾルディック家の次男坊【HUNTER × HUNTER】

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やっほうこんにちは
俺の名前はA=ゾルディック
15歳、だよ






今俺はパドキア共和国のククルーマウンテン行きのバスツアーに乗ってる

あ、ちなみにククルーマウンテンは俺の実家がある山ね




そうそうつまり今実家に帰ってる途中なわけよ



え？なんで出ていっといて実家に帰ってるって？




実家に帰るのに理由なんている？？？






まあ俺が出ていって5年と少し経ったわけなんだけど
とりあえず、俺の溢れ出てた好奇心は収まったわけ
んーっと、つまり満足したのよね、世界を旅したら。





てか家出じゃなくて、俺はただ旅行してただけだからね？
置き手紙だってしたし……したか？やば、したっけ？









『お、ゼブロさん生きてたんだ』





「A坊っちゃま？！」







幽霊でも見た勢いで、門番のぜブロさんはひっくり返りそうになってる。うける
あれ、もしかして俺死んだことになってたり、する？






「ご無事で……！」





『あははありがとう』






涙ながらに握手を交わすゼブロさんは
このククルーマウンテン1暖かい人間だよね





そんなこんなで久しぶりの試しの門
開けられるか正直不安だったけど、いざ実践。なんてやってみたらちゃんと開いた。しかも6まで
ちなみに前の俺は4だったからだいぶ成長感じた








「「「「「「おかえりなさいませ、A様」」」」」」







『おー』








ゾルディック家執事達の総出でお出迎えに圧倒
俺、こういうの苦手なんだけど
てかゴトーの瞳怖くね、あいつあんなんだったけ？






『仕事早いよ』




「ご主人様がお呼びです」




『早いって』









俺まだ帰ってきて2分くらいなんだけど
さすが天下のゾルディック家情報伝達が早いよ
てか親父いるよな、やっぱり

もしかして俺が今日帰ってくるの知ってたりとかある？ありえそう






ちなみにお父さんから親父呼びに変えたんだよね、
やっぱ男ってそういうの憧れるじゃん？
"シルバ"なんて呼んだら確実に消されるだろうし








『ただいまみんな』








振り返ったら、執事達はみんなまだその場にいた
５年前突然消えた、フラッと帰ってきた紛い物の俺なんかを
自分の仕事を中断してでも出迎えてくれたことは正直嬉しかった





親父の命令なんかもしれないけど
なんとなく、一人一人確かめたくて
ぐってハグしていったら、ゴトーがすんごい小さい声で




「おかえりなさいませ」って言ってくれた





うん、俺それだけで充分だわ

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