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船内に千ほどあった命は全て尽きた
念を取得してからは暗殺の際に血を1滴も出さずに済ませることが出来るし
返り血は持ち帰ってくるなと。幼い頃から耳にタコができるほど言われてきたから
普段は暗殺対象の脳内にオーラを送り脳圧を高めるだけ高めて脳を破壊する殺し方をするようにしている
今回はイルミに対する腹いせをしたくて、
とことん圧死を目論んだ
強い重力を掛けられた身体は本人も気づく前に肉片と化す
飛沫上がる赤黒いものを態と浴びる
俺の不満をぶち込む機会を失ってしまったが故
やや潔癖の性を持つ片割れにせめてもの嫌がらせを、と
『なあ、こんなオーラの奴いたっけ』
思っていたところ、だった
殺し損ねたか、いやいや有り得ないだろう
突如現れたオーラの影、
それはそれは。俺より強いんじゃないの
『どっちの殺し損ない？』
「ん？違うよA」
あれは殺さなくていい。とイルミに返り血を拭われた
「ねえ派手にやり過ぎ、子供なの？」
『俺まだ許してないんだけど』
言いたい事は山ほどあるというのに、
イルミがぐいぐいと顔を拭いてくるものだから諦めた
「うん、いい子だね」
いつもそんくらいいい子だと嬉しいんだけど、と
ほんの少しだけ目を細めて、赤く染まった俺の毛を口元に寄せた
『で、あいつは』
視線の先には額に逆さ十字を記した男が立っていた
まあいいけど。と、イルミから少し離れ指輪を作り対象の男を覗き込む
『へぇ、あんたがクロロ=ルシルフルか』
初めて見たよ。危険度Aクラスの賞金首の集団
幻影旅団の団長
父シルバが絶対に手を出すなと言っていた事を思い出しながら
脳内で読み取ったクロロ=ルシルフルの情報を精査していく
「依頼主くらい把握しときなよ」
成程、依頼主直々仕事ぶりを見に来たという事だろうか
この手の実力者なら有り得る話だったので彼に向けていたオーラを鎮めさせた
「なぜ俺だと」
『内緒、あんた厄介な念だから。盗ませないよ』
初めまして盗賊さん、イルミは顔を合わせたことがあるような感じか
まさか旅団と仕事をすることになるとは思ってもなかったよ
『見に来たの？わざわざ』
「ああ、それもあるが。追加依頼を掛けたい」
「高くつくよ？」
内容を聞く前にイルミが制した
つまり、イルミは受けたくないという事だろうか
「まあそういうなよ」
.
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yk6772(プロフ) - mikittyさん» 2回もコメントを本当にありがとうございます！とっても嬉しいです！彼はもう独占欲で生きてて欲しいという願いで書いています（笑） (2021年11月4日 17時) (
レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - リトさん» 私もイルミが大好きです！同士の方に喜んでもらえてとても嬉しく思います！コメントありがとうございます！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - ウカザメさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけますよう、頑張ります！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - dolphin0891さん» とても嬉しいコメントです！少しずつですが更新できますようがんばります！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - mikittyさん» ありがとうございます！うれしいです！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオハ | 作成日時：2021年10月13日 13時
