ゾルディック家の次男坊【HUNTER × HUNTER】

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『ま、じで殺すよ……おまえっ！』





こんにちは。ゾルディックツインズ弟のAです
今は引き続き、豪華客船内で仕事中。なはずなんだけどさぁ
イルミブチ切れ俺もマジギレ
ゾルディックツインズ、大喧嘩中







「ほんとお前って、なんで言うこと聞けないの」




『俺は俺なんだわぁ』






事の発端は俺、そう俺
モストオブ自業自得


イルミがシャワーを浴びてる隙にさ、暇だったからつい
時は金なりって言うじゃんけ。だからさぁカジノ言ったんだよね

そりゃもう楽しくて楽しくて、イルミの目を掻い潜って来てたのすっかり忘れててさ


こいつ自分の持てるオーラ全部拳に込めて「硬」で殴ってきやがった、しかも後ろから
厭らしく腹。咄嗟に「堅」で防いだはいいものの
イルミが強化系だったらイッてたっつーの






「やっぱり躾ないとね、お前。約束破ったのはそっちだからねA」



あーあ。大人んなっても俺って好奇心抑えられないらしい
後のリスクより目の前のものを欲しがっちゃうタイプ？
ほら、甘やかされて育ったし





『お前のその我儘二度と出せなくしてやるよ』



俺めちゃくちゃ勝ってたんだぜ、イカサマポーカー
マジで多分この先一生ないってくらいの大勝ちぶりだったのに






「やめろ貴様ら！」





『あー邪魔くせ』






カジノでイルミが1発大爆発させるから
色んなところからSPがやんややんやと。鬱陶しい位にあっという間に2人で取り囲まれた





見渡したけど、何奴も此奴も素人ばかりか
見たところ念能力者も大したことねえし、せめて手練出せよ
相手にしなくていいか
どうせイルミにいいように使われんだろうし








「今ならまだ話聞ける余裕あるけど、俺」




『あっそ』







あー、操作系って相性最悪
間合いに入りゃ俺のもん、だけどイルミはどんどんその辺の連中を針人間にさせ襲わせる

襲わせたところですぐぺしゃんこになっていく針人間は
イルミの目くらまし程度に使われているのだろう






「ほら、円怠ってるよ」




『だろうな！』





お前が掻い潜って来ることなんてわかってることも
お前はわかってるんだろうな




イルミが間合いに入らなくても
針を投げようが針人間を送り込んでこようが
イルミの攻撃は全部俺の目の前でぺしゃんこになっていく








『お前、俺より早かったっけ？』







鬼ごっこしようぜイルミ、俺が鬼な








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