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『マージで勘弁しろよイルミ！』
「ん？なんでよ」
Aは参っていた、イルミの態度に
思い出すだけで赤面しそうなこの間の出来事
イルミにキスをされてから……彼は気を良くしたのか
所構わずAに対して距離を詰めてくる
それはそれはもう、もう……
『母さん見てないで助けてよ！』
「仲がよくて……嬉しいわママっ」
何でそうなるんだよ！と大きな声で訴えたって、イルミに後ろから羽交い締めにされ、ぐえ。となんとも情けない声が溢れでた
「A、ほら母さんも見てるし。ちゅー」
『なんでそうな、』
ここ数日、イルミに奪われ続ける俺の唇
母さん、喜ばないでよ！
嬉しそうにシャッターを切らないでよ！
俺の思いなんて虚しく、イルミは目の前嬉しそうだ
家族曰く、無表情らしいが俺にはわかる。めっちゃ喜んでる
『なあイルミ！俺達がキスするのはおかしいだろ？』
「なんで？大切な人とするもんだろ？」
『いや、でもさぁ俺達家族じゃん？』
「何、じゃあAは家族が大切じゃないんだ」
がちゃり、と見事なバットタイミングでお父さんまで入ってきて。その視線が妙に痛いよ
まるで俺が家族を大切にしてないみたいじゃん
そんな訳ないじゃんなんで睨むのよ、お父さん
『はっ大切に決まってるじゃん！じゃあお前はミルキとも出来るのな？！』
「俺は1番大切な人としかしないの。色んな人としてたら変じゃん？」
『なんだそれへりくつ！』
「違う、Aが1番なの。Aは違うの？」
ずい、と黒目に覗かれてしまえば何も言えず
観念と共にため息がでた
『俺もイルミがいちばん……』
「じゃあAも俺以外としちゃダメだよ」
顔を寄せるイルミにお父さんは「なんだ、兄弟喧嘩か」と呟いて俺を睨む目を他所に向けた
「俺達仲良し双子だもんね」
『ん、そうだね』
伝説であるゾルディック家の有望な双子は
周りの想像を超えるほどの縁で結ばれているようだ
家族以上のモノを、互いに求め与えている
キキョウはそこに安堵した
Aの中でイルミが何にも変わらない特別であるならば
この2人を引き離してはいけない、絶対に
.
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yk6772(プロフ) - mikittyさん» 2回もコメントを本当にありがとうございます！とっても嬉しいです！彼はもう独占欲で生きてて欲しいという願いで書いています（笑） (2021年11月4日 17時) (
レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - リトさん» 私もイルミが大好きです！同士の方に喜んでもらえてとても嬉しく思います！コメントありがとうございます！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - ウカザメさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけますよう、頑張ります！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - dolphin0891さん» とても嬉しいコメントです！少しずつですが更新できますようがんばります！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - mikittyさん» ありがとうございます！うれしいです！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオハ | 作成日時：2021年10月13日 13時
