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あれから、イルミの距離感が更にバグり始めたのが最近の悩みである
元々おかしかったけれど
貞操を守れるのも時間の問題かもしれない…そんなの嫌すぎ
『ま、じでおまえさぁ』
「ん？」
俺なんかした？みたいな顔をして
勝手に首元には鬱血痕を多数散らしてくる
仕事に支障が出るだろ、美人局的な仕事入ってきたらどうしてくれるんだよ
「そんな仕事させないよもう」
イルミが親父達に一体何を言ったのか
大体何となく想像は着くけど、あれっきり婚約については両親からパタリとなにも言われなくなった
こちらとしては楽で結構なんだが、それよりも面倒なことが起こりそうだ
「ねぇA」
『タンマ、お前ほんと最近ベタベタしすぎ』
今だって、歯磨きたいのに俺よりも背の高いイルミがいきなり後ろから抱きついてくるから
バランスを崩した、というか崩させて正面から抱き込まれる
「何が悪いの」
『あー、なんでもねぇよ』
かぷり、と耳朶に歯をたててくることにはもう慣れた
さて、今日は特に仕事を入れていない筈だから
久しぶりにキルアと訓練かな
「俺以外のこと考える必要ないって言ったよね？」
『それは俺次第』
俺の思案の対象に殺気飛ばすな、バカ
イルミの機嫌が悪くなったところで私用の携帯が着信を知らせると、イルミの機嫌はより悪くなる
『はい、A=ゾルディック』
「出てくれて嬉しいよ」
電話越しでも透き通る声が耳を通った
聞き覚えのある声にあぁ。と1つ頷くとすぐ隣に耳を寄せていたイルミが大きく舌打ちをした
「仕事の依頼をしたいんだが、頼めるか？」
『ああ、いいよ。あんたなら3割引で引き受けるよ』
クロロ=ルシルフル
そう名を呼ぶと電話越しに声主は息を漏らす
「丁度、というかあんたに会いにパドキアにいる
早速で悪いが、西ガレージ4区の39番外の交差点のカフェでどうだ」
『ん、そこなら1時間以内にいけるよ。てか俺の予定把握してるくせに』
お伺いを立てるような素振りは依頼主の紳士的要因、か、ただの煽りであるのか
「1人で来てくれ、出来ればイルミにも気づかれず」
『あーそれは無理、てかイルミが隣にいるの知ってるだろあんた』
「さあな」
ただの煽りだな、これは
だってイルミに携帯壊されたもん
「クロロに手出されないでね」
『…お前じゃねんだから』
.
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yk6772(プロフ) - mikittyさん» 2回もコメントを本当にありがとうございます！とっても嬉しいです！彼はもう独占欲で生きてて欲しいという願いで書いています（笑） (2021年11月4日 17時) (
レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - リトさん» 私もイルミが大好きです！同士の方に喜んでもらえてとても嬉しく思います！コメントありがとうございます！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - ウカザメさん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけますよう、頑張ります！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - dolphin0891さん» とても嬉しいコメントです！少しずつですが更新できますようがんばります！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - mikittyさん» ありがとうございます！うれしいです！ (2021年11月4日 17時) (レス) id: 1a858c0daf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオハ | 作成日時：2021年10月13日 13時
