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side.You
視界に広がる荒れるニューヨークの街
得体の知れない生き物に、街中に響く悲鳴
もう何度も何度も見た光景
一瞬でこれが夢だと理解した
そしてこの後、私は殺されそうになる＿_______
もう嫌だ、こんな夢早く覚めろと強く願う
「A！」
いつもなら知らない声が私の耳に流れるのに
『……スティーブ？』
「A、目を覚ましてくれ……！」
ああそうか、私
今までの状況を理解する前に全身に痛みを覚え
次の光景では見慣れたハンサムさんの顔が私の目の前に拡がっていた
『スティーブ、おはよう』
「A…よかった……」
『ごめんね、完全に気絶してた
……………あいつらは？』
「すまない。君のことが心配で……僕の方は済ませたんだが、あの2人は逃げられてしまった」
『そっか、ありがとうスティーブ。あとで長官に怒られるかなぁ』
「いや、運が悪かったというか。すごく強かった…僕でもきっと厳しかったと思う」
そういうスティーブも確かに所々怪我をしている
彼も私を支えたまま地面に身を任せた
『スティーブ、この格好恥ずかしいよ』
「誰も見てないからいいだろう？」
『全然良くないよ』
2人で地面に寝ながら、スティーブに抱きしめられる形になってしまっている
起きたばかりだしまだ上手く力を入れられない
『スティーブ、あいつらね』
「……ん？」
私の声のトーンが変わったからか、スティーブが心配そうな顔をして覗き込んできた
キャプテンアメリカのマスクはもう外されていて、切れている口元がすごく痛そうだ
『知ってたんだ、私の両親のことを』
誰かに話をしないと自分が壊れそうだった
なぜ知っているのか、あいつらは何者なのか。両親どういう関係だったのか。
悲しい感情が目から溢れそうになる、スティーブはまだ顔を覗き込んでくるから見られたくなくて
目の前の彼の胸に顔を押し付ける
ごめんなさい神様、S.H.I.E.L.D.の女性エージェントの皆様
でも今だけは許してください、彼に甘えることを
スティーブは何も言わずに私の後頭部をそっと撫でてくれた
それが引き金で結局涙は溢れてしまった
ああ、私はいくつになっても弱いまま
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ゆか(プロフ) - 凄い面白い！！！ (2020年1月20日 15時) (
レス) id: 9f082aa266 (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - noraさん» 初めまして！そう言っていただけると嬉しいです！頑張らせて頂きますので今後もよろしくお願いします(^^) (2019年10月14日 10時) (レス) id: ca88f6d81f (このIDを非表示/違反報告)
nora(プロフ) - 初めまして！お話とても読みやすくとっても面白いです！更新楽しみにしてます^ ^ (2019年10月13日 0時) (レス) id: ae872c7f23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオハ | 作成日時：2019年9月28日 20時
