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『それはダメ、惚れちゃうから』
冗談を混じらせながらナターシャから少し離れる
「初恋？それとも初めてのボーイフレンド？それとも……」
『いや、恋でもなんでもないんだけどさ……』
任務先のスコットランドで合流したチームの1人で、相手もS.H.I.E.L.D.のエージェント
数ヶ月生活を共にしていたある日「付き合って欲しい」と言われたこと
どこかに行くもんだと思って承認したら、それは恋人同士になって欲しいということに気づかなかったこと
「…信じられないほどおバカさん」
『誰にも教えてもらってないし……』
我ながら本当に恥ずかしい、そこまで鈍感だなんて思ってもなかったが過去であれ自分の出来の悪さが身に染みる
「で、そいつとはなんもなかったわけ？」
思い出したくない、そう思って口を開くことをやめたがナターシャには勘づかれたようで
「言いなさい？」
『わお』
視界がぐるりと反転して背中に鈍い痛みが薄く走った
ナターシャに床に押し倒されていた、なんという展開
「油断しすぎ、襲うわよ」
『ナターシャだったらいいよ』
彼女の足を絡め取り抱きしめそのまま勢いで今度はナターシャを床に組み敷く形をとった
『なんてね、強くなったでしょ？』
両腕を掴み動けない状態を取ればナターシャに睨まれる、怒られる前に彼女の上から退いた
「油断しすぎなのは私ね」
『仲良くしようよ』
「次こそ吐かせるわよ」
まだいつかやる気なのね
ナターシャは吐き捨てるように「おやすみ」と自分の寝室へと向かった
私もソファで毛布をかぶり、先程フィルから送られてきた明日の任務の資料を端末で目を通しながら休むことにした
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ゆか(プロフ) - 凄い面白い！！！ (2020年1月20日 15時) (
レス) id: 9f082aa266 (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - noraさん» 初めまして！そう言っていただけると嬉しいです！頑張らせて頂きますので今後もよろしくお願いします(^^) (2019年10月14日 10時) (レス) id: ca88f6d81f (このIDを非表示/違反報告)
nora(プロフ) - 初めまして！お話とても読みやすくとっても面白いです！更新楽しみにしてます^ ^ (2019年10月13日 0時) (レス) id: ae872c7f23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオハ | 作成日時：2019年9月28日 20時
