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車に乗るのは久しぶりで、何よりクリントの車は初めてだ
「何見てんだ」
運転するクリントが新鮮でつい見てしまう
『こうやって見ると普通のおじさんだなあって』
「おい」
私の言葉にクリントが怒って左手で私の頬を掴んできた
『ちょっと、片手運転反対！』
「もう自動運転だバカ、口の聞き方がなってねえガキめ」
頬を掴む手をより強くして彼が私の方を見ると久しぶりに目が合った
『嘘、こんなクリント見れるの新鮮だなあって思ってただけ』
「……最初からそう素直になれよ」
私の頬から手を離し髪を撫でられた
クリントは昔から私の髪によく指を通すがその行為が未だに恥ずかしくてじれったい
『あ、ねえナターシャも呼ぼうよ！』
私は自分の感情を悟られないように話題を切り替えた
「ナターシャなら今朝急な個人任務で北に向かったよ、僕が変わろうと思ったんだけど、女性エージェントじゃないと行けない任務だったらしいな」
「3人で飯食いに行ったなんてバレたら相当怒られるだろうな」
「もう既にナターシャは怒ってたよ」
スティーブがきっと今朝のナターシャを思い出しているのか、苦笑いを浮かべながら話した
『せっかく休みって言われてたのに、私じゃダメだったのかなあ』
「Aは昨日倒れかけたんだから、今日はしっかりり美味しい物食べてリフレッシュしないと」
『……とか言って昨日飲みいっちゃったしね、クリント』
「ホントだよ、お前1人でなんか行動させられねえ」
クリントは私を心配してずっと着いてきてくれたのか。
『ありがとうクリント』
礼をすればクリントは何も言わずにサングラスをかけたが口元が緩んでるのがわかった、ほんとに素直じゃないなあ
「飲みに行ったって、酒をか？」
『うん、クリントに連れてってもらったの』
「ちげーだろ、お前が行きたいって言ったから……まあ連れてったのか」
「2人で？」
『そうだよ』
スティーブが急に身を乗り出してきたと思ったら今度は突然黙り込んでしまった
「…………だから仮眠室で？」
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ゆか(プロフ) - 凄い面白い！！！ (2020年1月20日 15時) (
レス) id: 9f082aa266 (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - noraさん» 初めまして！そう言っていただけると嬉しいです！頑張らせて頂きますので今後もよろしくお願いします(^^) (2019年10月14日 10時) (レス) id: ca88f6d81f (このIDを非表示/違反報告)
nora(プロフ) - 初めまして！お話とても読みやすくとっても面白いです！更新楽しみにしてます^ ^ (2019年10月13日 0時) (レス) id: ae872c7f23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオハ | 作成日時：2019年9月28日 20時
