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それからクリントも本部に戻るのを着いてきて、色んなことを調べた
キャプテンについても、私がいない間のS.H.I.E.L.D.で起こったことや任務について
クリントが色々と教えてくれたので助かった
『自分の武器があるっていいよね、キャプテンは盾でクリントは弓だし』
「お前だって武器使うじゃねえか」
『銃なんてみんな使うじゃん、ヒーローっぽくていいなあ』
キャプテンの過去の資料を手に取り目を通しながら自分のヒーローへの憧れを口にしてみる
『親友の拉致、そして落下による死亡か…………』
彼もきっと目が覚めてひとりぼっちだったんだろう、どんな気持ちで今いるのか。無性に心配になってしまった
「あんま余計な同情するなよ、キャプテンが求めてくれた時に全力で答えればいいさ」
『確かに、そうだよね』
ただ誰かがそばにいてくれるのが分かるだけで安心する、私にとってのクリントやフィルがそうだ
私も彼にとってそういう人になれたらいいな
休みが明けたら他愛もないことを話そう
先程まで飲んでいたアルコールはもうすっかり消えてしまっていて、不思議と眠気がまだ消えない
「眠いのか？」
噛み殺したはずの欠伸がクリントにバレてしまっていて、彼も酷く疲れたような顔をしている
『もう帰りなよ、クリント眠そう』
「俺が帰ったってお前寝ないだろ」
『私は慣れてるもん』
彼は優しいからこうなるだろうと思ってた、なんで話してしまったんだろう私のバカ
「はあ、片付けろ」
大きな欠伸をしながら広げた資料を片付けていく、まだ調べたい。と言っても無言の圧力で拒否されてしまった
「いくぞ」
そう言って私の腕を掴み資料室を出てエレベーターに乗り、着いた先は仮眠室だった
『あだっ』
1つだけ置いてあるベッドに投げられた
「Aが寝るまでそばにいる、お前が寝ない限り俺は寝ない」
私に毛布を被せてクリントはベッドに腰かけた
『ふふっ久しぶり』
昔と変わらない場面に思わず笑みがこぼれる
『ありがとクリント』
「今に始まったことじゃねえだろ」
ほんと不思議だけど昔から彼といると眠気に襲われる、ふかふかの毛布が気持ちよくて段々と瞼が重たくなってきた
『手握って』
「ガキだな」
そう言うけど優しく握ってくれる
「おやすみA」
落ちていく意識の中聞こえる声が心地よかった
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ゆか(プロフ) - 凄い面白い！！！ (2020年1月20日 15時) (
レス) id: 9f082aa266 (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - noraさん» 初めまして！そう言っていただけると嬉しいです！頑張らせて頂きますので今後もよろしくお願いします(^^) (2019年10月14日 10時) (レス) id: ca88f6d81f (このIDを非表示/違反報告)
nora(プロフ) - 初めまして！お話とても読みやすくとっても面白いです！更新楽しみにしてます^ ^ (2019年10月13日 0時) (レス) id: ae872c7f23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオハ | 作成日時：2019年9月28日 20時
