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side.Clint
俺の記憶では雪如きではしゃいでたり、怖い夢を見たって泣きそうな顔したり、言葉や知識不足でアホみたいなこと抜かしていて実際の年齢より幼く見えてたAだったが、今隣にいるのは違う
自分の目で世界を見て、強くなった1人の女だ
あんなガキが隣でバーボンをロックで飲んでるなんて、考えられない
『なに？』
俺の視線に気づきグラスを口に運ぶのを止める
「子供の成長って早いなあって思ってな」
『ふふっ確かに』
この数年、何度も生きることを諦める場面があった、があそこで諦めなくてよかった
なんで自分がこんなにも彼女に固執してるのかはわからないが、それも彼女の魅力なのだろう
大人になったAは一層魅力的で、誰の目にも触れさせたくないと思うくらい。まるでコールソンだな
自分の感情に鼻で笑わない以外の選択肢がなかった、それをみてAが変なの。と呟いたが思考がバレるのが嫌でスルーすることにした
『ねえ、クリントの話してよ』
何を言い出したかと思ったら。嬉しそうに俺に話を求めてきた
「別になんもない、仕事ばっかりだ」
『えー結婚は？』
「してない」
『じゃあ彼女は？』
「……いねえ」
『ぷッ』
吹き出しやがった、ムカつくな
なんでかバーテンダーとも目が合ったが直ぐにそらされた、奴も口元がにやけてやがる
クソっ最近の若い奴はなってねえな
そんなことを思う自分に余計Aとの年の差を感じるが今は何より笑いをこらえ震えているAがとにかくムカつくので頭をひっぱたいた
『痛っ！ひどい！彼女いないクリントが悪いんじゃん』
「うるせえな、そういうお前こそどうなんだよ」
俺が聞けば気まずそうに黙り始めた、どっちの意味の沈黙だ
『……別にいらないし』
罰が悪そうな顔していうAの言葉に胸を撫で下ろす自分がいた
「いらないじゃなくて出来ない、だろ？」
『うるさいなー今が幸せだからいいの』
その幸せに俺が含まれてることが直ぐに理解したからもうそれだけでよかった
「お前のこと好きな奴なんて、相当な物好きだな」
『本当意地悪、だから彼女出来ないんじゃないの？』
「出来ないんじゃなくて作らねえんだよ」
Aの恨めししうな顔をツマミにグラスの中の酒を一気に流し込んだ
あぁ、こんなに酒がうまいのはいつぶりだろう
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ゆか(プロフ) - 凄い面白い！！！ (2020年1月20日 15時) (
レス) id: 9f082aa266 (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - noraさん» 初めまして！そう言っていただけると嬉しいです！頑張らせて頂きますので今後もよろしくお願いします(^^) (2019年10月14日 10時) (レス) id: ca88f6d81f (このIDを非表示/違反報告)
nora(プロフ) - 初めまして！お話とても読みやすくとっても面白いです！更新楽しみにしてます^ ^ (2019年10月13日 0時) (レス) id: ae872c7f23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオハ | 作成日時：2019年9月28日 20時
