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side.Clint
今日の任務以外のことでも長官と話があったため終わったのはすっかり夜も深けた時間帯だった
他の3人はもう帰っただろうも思いながらカンファレンスルームにいくと1つの人影が
「……A？」
電気もつけず何かをしてるわけでもなくただ椅子に座っていて俺が声をかければビクッと肩を動かした
『クリント、お疲れ様』
「あぁ、何してんだ電気もつけずに」
そのまま近づきAの隣に座る
『考え事っていうか反省会というか』
倒れかけたことを気にしているのか、月明かりが彼女の顔を照らすと頬には涙のあとが分かった
「今日のことなら気にしすぎだ」
『ううん、違うのただね……』
そこで言葉をとめた、何かを思いとどまるように
『ねえ、お酒飲みたい。なんかいい所教えてよ』
「は？酒ってお前……」
まだ子供じゃ。と言おうとしたが彼女はもう21だ、酒を嗜んでても誰にも言われない歳である
自分の記憶の中の彼女はほんとにまだあどけなくて、些細なことで笑い怒り泣いてるような少女だったが
目の前にいる彼女はすっかり大人になって、だけれど笑顔は変わらない、ほんとに嬉しそうに時には悲しそうに笑う
「わかった、いいとこ連れてってやるよ」
『着いてきてくれるの？疲れてないの？』
「あんなんじゃ疲れねえよ」
離れてた時間を取り戻したい
この8年何してたのか、どんなことがあったのか。君の話を聞きたい
誰よりも先に、誰よりも多く。Aの1番は自分でいたい
『ありがとうクリント』
そう言って笑う彼女を不覚にも愛しく思えた
もう手を伸ばせば届く距離にいる。そっと涙のあとを親指でなぞった
「1人じゃねえぞ」
彼女の手を取り立ち上がれば俺につられて立ち上がる
「いくぞ」
『2人でお出かけ久しぶりだね』
やっと帰ってきてくれて、やっと会えて。そんな日に2人で居れるなんて俺はラッキーだ
ナターシャに見られたらまたなんか言われそうだな
「嬉しそうだな」
『クリントもね、手離してよ』
立ち上がらせるために掴んだ右手はまた離さない、すれ違ったエージェントに2度観されたがだからどうした
「また勝手に居なくなられたら困るからな」
『意外と根に持つのねクリントは』
頼むからもういなくなんなよ__________
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ゆか(プロフ) - 凄い面白い！！！ (2020年1月20日 15時) (
レス) id: 9f082aa266 (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - noraさん» 初めまして！そう言っていただけると嬉しいです！頑張らせて頂きますので今後もよろしくお願いします(^^) (2019年10月14日 10時) (レス) id: ca88f6d81f (このIDを非表示/違反報告)
nora(プロフ) - 初めまして！お話とても読みやすくとっても面白いです！更新楽しみにしてます^ ^ (2019年10月13日 0時) (レス) id: ae872c7f23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リオハ | 作成日時：2019年9月28日 20時
