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side.You
夜風が寒い時期になってきたけど、今の私にはちょうどいい
痛みは相変わらず私の中で続いているが、そんなことはもう気にしなかった
目下ではヘリやジェットが次々と着陸しゾロゾロとS.H.I.E.L.D.のエージェントたちが本部に戻ってきた
そういえばクリントもナターシャも今日帰ってくるってフィルが昼間言ってたっけ
『会いたいなあ』
弱ってるから尚更、いつもは憎ったらしい彼の言葉で私の心配なんて吹き飛ばして欲しい
彼女のあたたかい優しさに何も言わずに包まれたい
どうしようもなく2人に会いたくなって、もうあと半年もしないでここを1度離れなきゃ行けないという現実と同時に悲しさが襲ってきた
私、情緒不安定……
涙がこぼれないように空を見上げれば今宵は綺麗な三日月だった
「何してんだよ」
背後からの声に驚いた、頭痛のせいで気配なんて全く感じなかったが。聞こえてたのは聞き覚えのある声
私が求めていた人__________
『クリント、……』
会いたかった、その気持ちが溢れて私は彼に駆け寄って抱きついた
久しぶりのクリント
みんな良くしてくれてるし、フィルも毎日私に会いに来てくれるけど。でも私の中でクリントと過ごす時間が何よりも楽しい
『クリント、やっと帰ってきた。おかえりなさい』
「なんだ、たったの1週間でそんなに寂しかったのか?」
今日もクリントは安定に意地悪で、でもそんな彼が心地よくて。言葉とは正反対の優しい手が私の頭を包む
「これだからお子様は」
『……ほんとはナターシャがよかった』
「おい」
素直じゃねえガキ。ってまた悪態つかれたけど気にしない。夜風と共に撫でられる頭が本当に心地よくてさっきまでの頭痛なんてどっか行ってしまった
「何してたんだよ、こんなとこで。しかもこんな時間に」
顔をあげればクリントと目が合った、久しぶりにみるクリントの目は相変わらず綺麗
『悪い夢を見たの』
私がそういえば、そうか。だけ言った
そして急に私を抱き上げたのだった
『え、?うわっ』
「さ、お子様は寝る時間だ。帰るぞー」
嫌だってじたばたしてもクリントにかなうわけなんてなくって。みんなが私たちを見て笑ってる
ほんっとに恥ずかしい思いした
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アリー - 凄く面白いです!大変だとは思いますが更新頑張って下さい!楽しみにしています (2019年9月26日 16時) (レス) id: 4a49b07a13 (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - 刹那さん» はじめまして!とっても嬉しいコメントありがとうございます!ぜひ最後までお付き合いくださいませ!! (2019年9月23日 8時) (レス) id: fe681de757 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 初めまして!ホークアイ落ちの小説待ってました!!ありがとうございます!すごく面白くて、これからどうなっていくんだろうってわくわくします!更新頑張ってください! (2019年9月19日 23時) (レス) id: f050d91d12 (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - かなとさん» かなと様、ご指摘ありがとうございます!よく見ないでおりました、大変ありがとうございます。 (2019年9月19日 20時) (レス) id: fe681de757 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年9月19日 19時) (レス) id: 1346ef8349 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リオハ | 作成日時:2019年9月19日 18時