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看護師の彼女が出ていってから30分ほどたった時
コンコンコンっとドアが音を出した
『……はい』
「フィル・コールソンだ、入っても構わないかい?」
『どうぞ』
もちろんどうぞ、私が呼び立ててしまったのだから
心臓の足が少し早くなるのがわかった、あぁなんて言おう。考えていたこと全部飛んでってしまった
ドアが開いて彼が入ってくれば私の緊張感はより一層強くなって無意識にゴクリと喉を鳴らしていた
『……こんにちわ』
少し間が空いて出た言葉がこれ、彼はすぐに柔らかく笑って「こんにちわ」と返してくれた
「呼んでくれてありがとう、君と話がしたかったからとても嬉しいよ。
昨日はその、怖い思いをさせてすまなかったね」
彼は私に頭を下げたのだ、違う。私が謝らなきゃ行けないのに……
『違うんです、私こそ、助けて貰ったのにあなたのことを疑ってしまってごめんなさい
あなたはそんな人じゃないって、目を見たらわかりました。あなたはすごく優しく暖かい人です』
言葉に詰まってしまったけど、私の話を聞いて彼は嬉しそうに笑ってくれた
「そうか、よかった。よかった……
そばに行っても平気かい?」
『はい、大丈夫です。』
彼は私のベッドの横にある簡易的な椅子に腰を落とし、「ほんとによかったよ」ともう一度呟いた
『あの、コールソンさん聞きたいことがあるんですけどいいですか?』
「なんだい?もちろん構わないが」
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アリー - 凄く面白いです!大変だとは思いますが更新頑張って下さい!楽しみにしています (2019年9月26日 16時) (レス) id: 4a49b07a13 (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - 刹那さん» はじめまして!とっても嬉しいコメントありがとうございます!ぜひ最後までお付き合いくださいませ!! (2019年9月23日 8時) (レス) id: fe681de757 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 初めまして!ホークアイ落ちの小説待ってました!!ありがとうございます!すごく面白くて、これからどうなっていくんだろうってわくわくします!更新頑張ってください! (2019年9月19日 23時) (レス) id: f050d91d12 (このIDを非表示/違反報告)
yk6772(プロフ) - かなとさん» かなと様、ご指摘ありがとうございます!よく見ないでおりました、大変ありがとうございます。 (2019年9月19日 20時) (レス) id: fe681de757 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の関連キーワード入力の下の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です (2019年9月19日 19時) (レス) id: 1346ef8349 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リオハ | 作成日時:2019年9月19日 18時