32話 ページ8
『ウァラクちゃんが無事魔具研究師団に帰ったし解散選挙ではアメリ会長が圧勝。めでたしめでたしだね』
「クララちゃんが遊び回ったせいでデータが消えて解散選挙では僕は賭けに負けた。バッドエンドだよ」
『まっ、リードくんはそうだろうね〜』
解散選挙が終わったその日の放課後ウァラクちゃんは団長にお願いされていたおつかい?を済ませてから魔具研究師団…入間くんとアズアズさんの元へ戻っていった。
そして今私とリードくんはそのウァラクちゃんが遊んでいった残骸のお片付けの最中だ。
「団長には2人で片付けとけって言われたし…ツイてない…」
『そんなに私と2人きりが嫌なのか』
「違う、人手はあった方が良いでしょ」
『それは言えてる』
愚痴を言い続けるもしっかり手は動かしてくれるリードくんのお陰で片付けはすぐ終わった
「…で賭けに負けた僕は何すれば良いの?」
『あぁ、それちょっと保留にしてくんない?やってほしい事多すぎて悩んでる』
「えぇ…じゃあせめて期限決めよ期限」
『二学期始まるまで』
「長…そんな悩む?」
『悩むよ〜リードくんはリアクション大きいから何しても中々面白いし』
「悪魔だ…」
『貴方もね…じゃあ今日私用時あるから帰るね』
「はーい、お疲れさん」
バッグを持って師団室を出る。
用事とはさっき連絡が来た話なのだが入間くんが家に帰ってくるらしい。
(お帰りパーティーするって理事長さん張り切ってたし早く帰ってなんか手伝わないと…)
入間くんが生徒会してる間に結構甘やかしてもらっちゃったし。御礼とまではいかないけど手伝うくらいしたい。
家に着くともうセットが完璧に終わっていてやることが無かったのはまた別のお話。
―――
「長期にわたる生徒会業務本当にお疲れ様…そしてお帰り!入間く〜ん!!」
『お帰り〜!』
入間くんが帰ってきて賑やかさが戻って安心…やっぱこの家はこの雰囲気だよな〜
「無事に帰ってきて良かったよ〜〜」
「本当に」
「うん、ありがとう」
ほわほわしてるサリバンさんとオペラさんも含めて和む情景だ。
「Aさん、クララが遊戯師団に行ったって言ってたけど…大丈夫?迷惑とか掛かってなかった?」
『あー……うん!大丈夫だったよ!』
疲れてる入間くんにウァラクちゃんの行動を報告するのもあれだし…黙っとこ
そしてその日の夜は4人でめちゃくちゃ遊んだ。
(疲れたし今日はしっかり寝れそ)
『おやすみなさい……』
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作者名:朱莉 | 作成日時:2022年5月8日 9時