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「はい!オペラさんもっと背筋伸して!みんな視線は遠く!!エリザさんもう少し左!」
『!?!?』
流石ケロリちゃん…!…でも腰が死ぬから早く終わって…
「Aさんもっと腰反って!!ぷるぷるしない!!」
『はい!すみません!!』
そんなこんなでやっと撮れた1枚は凄く素敵な出来上がりになっていました。
「うぅ……すみません…私、私……」
「大丈夫よ〜お陰様で素敵なお写真になったし♡」
「少し驚いたが…良い経験になった」
『そうそう!だから大丈夫!』
頭から湯気が出るくらい顔真っ赤にしながら謝るケロリちゃんをフォローする時間がちょっとあってケロリちゃんが落ち着いたらお店を出た。
「次はどこに行きたいですか?」
「ハイ!ごはん!」
「丁度お昼時だし良いわね〜ケロちゃん達もそれで大丈夫かしら?」
「私は大丈夫…です…」
「うむ、大丈夫だ」
『良いよ!』
「ではご飯に致しましょうか」
なんか前より心配されない程度には食べれるようになってきたし、ご飯どんとこい!でも甘いの食べたい!
「いらっしゃいませ〜お好きな席どうぞ〜」
『わぁソファーふかふか〜』
「マシュマロみたいね〜」
このソファー良い…!無限に体が沈んでくみたい…店内が桃色で統一されてるのもまた可愛くて良い…
「ごはんごはん!あっ!でろでろスープがある!」
『でろでろスープ』
流石魔界。店内が可愛くても食べ物はぶれないな。
「あ、皆さんチームカルエゴから写真が送られてきてます」
「本当だ射的ゲームか、楽しそうだな」
『カムイ君はこれ何があったんだろ…て何かリードくんから個別に連絡来てる…』
リードこっちもよゆーで楽しいです〜リードドンマイとか言ってたけど負けちゃうんじゃなーい?
『コイツ……』
「ふわふわくんからなんて来てたの?」
『これ』
皆にトーク画面を見せる。リードくん残念だったなお前の大好きな姐さんに見せちゃったぞ。よし、言っとくか。
A誰かさんが大〜好きなエリザちゃんに君の煽り文見せた
『ふぅ…満足。さぁご飯頼も…』
そう同意を求めるために顔を上げると皆ニヤニヤしてた。
『…何でそんなニヤニヤしてんのさ…』
「A…他者に文章を見せるときは履歴も見せて良いものか確認してからにしろ…」
『え…?』
ス魔ホに目線を戻して画面を見る。
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作者名:朱莉 | 作成日時:2022年5月8日 9時