“キラキラの衝撃”➁ (ページ4)

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「別にコードさえ仕舞えればいいんじゃない？部屋にゲームとかないと活動してます感無くなっちゃうし」

『それもそう…なのかな』

「そうそう」

じゃあそういう事にしておこう。

「わーいクリア出来たー！」

「あの適当で攻略しちゃうなんて…！」

『ウァラクちゃん恋愛ゲームの才能あるんじゃない？』

「それってメロメロ？」

『メロメロ…うーんまぁ見方によってはそうかもね』

「わぁ！メロメロ！メロメロ！！」

こうして難なくウァラクちゃんが遊戯師団に来て1日目が終わった。

(ウァラクちゃんが遊戯師団(うち)に来たってことはアズアズさんは魔術開発師団に、入間くんは生徒会に行ったわけか…)

『只今戻りました～…ってサリバンさん床に這いつくばってどうしたんですか！？』

「おかえりAちゃーん…いやぁ生徒会から突然入間くんを一時的に学生寮に入れるって言われて…おじいちゃん寂しくて…」

『あぁ…でもすぐ帰ってきますよ』

「でも寂しい…Aちゃん、入間くんが帰ってくるまであんまり部屋に引き籠もらないで〜」

『うっ………』

「Aちゃん基本的にお家ではご飯の時以外姿見せてくれないし〜それはそれで僕は寂しいんだよ～」

『それは…私は居候の身なのでなるべく迷惑をかけない様にと思って…』

3人の家族の時間を邪魔するわけにもいかないし…

「…ただの居候じゃないよAちゃんは。」

『……え？』

サリバンさんはさっきの姿が嘘の様にすくっと立ち上がって教えてくれた

「僕の学校の生徒で、入間くんと唯一同じの人間だから入間くんの人間としての不安を安心に変える事も唯一出来る大事な子なの」

『…ありがとう、ございます』

まさか大事だなんて思ってくれてたなんて。…例え入間くんの為でも嬉しい。

「それに〜おじいちゃんは女の子の孫がいても良いかなとも思ってるのー！どう？今からでも孫になる？」

『いえいえそんな…！私には勿体ないです！…それにもうAと名乗ってますし…』

「確かにそうだね！…でも何かあったら何でも言ってね～困った事を手伝うくらいは良いでしょ？」

『はい！ありがとうございます…！』

―――

ウァラクちゃんが遊戯師団(うち)に来て数日が経った。本人は既にゲームに飽きた様で自前の玩具で遊んでいる。

「ねぇふわふわくん」

「ん、どうしたの？」

「これなーに？」