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41話 ページ20

〈Aside〉

「本ッ当にすみませんでした!ご心配を…」

「い゛い゛よ゛ぉ゛!お゛か゛え゛り゛イ゛ル゛マ゛ぐぅ゛〜゛ん゛!よ゛がっ゛だぁ゛ぁ゛ぁ゛」

「本当に」

「Aさんもごめんね…僕のこと嫌いになったよね…」

『そ、そんなんじゃないから!!あれは!ちょっと!心臓が!でも約束破った事は許さないから!』


約束破られた時、本当にここで死ぬと思った。なんとかイルミ様に会うまで死ねないと踏ん張ってなんとかなったけど


まぁそんな感じで入間くんはそれはもう色んなヒトに謝ってた。アズアズさんとウァラクちゃん、アメリ会長にも謝りに行ったらしい


『だからってそんな謝らなくても…』

「しかしっ僕のせいで皆様に多大なご迷惑とご苦労をおかけしまして本当に…すみませ…」

「いや僕ら怒ってないから」

「むしろ楽しんでたし?」

「なっ大丈夫!!」

「…うん」


平和で優しい場所だ本当に。和んじゃうよ。


『まぁそれは良いんだけどさ…アズアズさんとウァラクちゃん、熱烈だね〜』


登校中からずっと気になってたけど御二人共くっついてんだよな。ウァラクちゃんに関してはあれ張り付いてるって方が正しいかな


「えっと、クララは僕が悪周期になるのが不安らしくて…」

「不安て」

「悪夢見た子供みたいだな」

『アズアズさんは?』

「私は側近として入間様のちょっとした変化にも気付けるように傍に控えているのだ!!」

「いや控えては、ねーだろ」

「さみしかったんだな」


にしてもゼロ距離。入間くん、慕われてるね〜


「でもそんなにベッタリだとイルマくん困るよ」

「ごめんね…」


謝りながら入間くんが立ち上がろうとする。あ、アズアズさんとウァラクちゃんしゅん…てした。

入間くんもっかい座っちゃったよ


『だめだこりゃ』

「じゃあ逆に僕たちも引っ付こう」

「よしきた」

「いやサブノック君は…ちょ…」


皆に便乗して私も引っ付く。ぎゅうぎゅう詰めで入間くん潰れかけてるけど気にしないでおこう。


「なにやっとるのだ貴様ら…気色悪い…」

『先生もやる?』

「やらん!席に付け!」

『ちぇー』

―――

「__ではプリントの通り明日から授業は短縮される…時間が開くからと調子に乗るなよ」

「は〜い…」

「自前イス…」


肘ついてるし…こっちも好きなようにやったろうと吹っ切った表情だなあれは…

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作者名:朱莉 | 作成日時:2022年5月8日 9時

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