242 not best friend,but...? ページ42
ー
HK「……はい、どーぞ」
「…お邪魔します」
ヒョギに扉を開けてもらって、
2人で部屋に入る。
この部屋に入るのも…何ヶ月ぶりだろ。
久々だけど、変わってないなあ…。
HK「……これ、いる？」
その声にぱっと視線をヒョギの方に向ければ、
私がいつも抱えてるクッションを差し出してる。
……今日は、泣かないもん。
「んーん。…今日は、大丈夫」
HK「……そっか」
そう答えれば、
ヒョギはクッションを置いて、
私に背中を向けたまま、立ち止まる。
……ん？
「……ヒョギ？」
そのまま私の方を向かない彼に声をかけると、
HK「……A、ごめん」
……え？？
何…？
どうして、謝るの…？
ヒョギのその言葉で、
少し落ち着いたはずの鼓動が、また荒くなる。
その次の言葉が怖いのに、
喉が渇いて、声が出ない。
黙ったままの私に、
ヒョギは、言葉を続ける。
HK「…………俺、
もう、Aの親友には、なれないや」
背中を向けたまま告げられたその言葉に
ズキン、と胸が痛んだ。
「な、んで……？」
震えそうな声を抑えて、
なんとかそう尋ねれば、
俯いたまま、
ヒョギは、ゆっくり振り返った。
HK「……親友でいなきゃ、って、ずっと思ってた。A、俺に『親友でいて欲しい』って言ったでしょ？
…だから、ずっと、親友でいるつもりだったよ。
Aと一緒にいれるなら、それでいいって。
……だけど、ごめん。
やっぱり…、俺、それじゃ嫌だ」
そこまで言って、顔を上げるヒョギ。
ヒョギと、目が合った瞬間、
心臓が、猛スピードで動き出した。
ねえ、ヒョギ。
それって………、
ドキドキしながら、ヒョギを見つめる。
久々の感覚に、
指先が痺れる。
そしてまた、
ヒョギの口が、わずかに開く。
HK「……俺、
Aのことが……………」
彼が、そこまで言った瞬間、
体が、勝手に動いて
気付けば、
目の前のヒョギに、
思いっきり、抱き付いていた。
HK「………え？」
突然の私の行動に、ヒョギ、唖然。
(声だけでワカリマス)
だけど…我慢できなかったんだもん。
ずっと、
ヒョギにハグしたかったんだもん！！！
ヒョギの背中に回した手に、
これでもかってくらい力を入れて、きつーーく抱き締めた。
ー
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green_bee(プロフ) - ヒョギとくっついてホッとしました。良かった、良かった。いろいろグループが出てきて、知らなかったグループは覚えましたよー。あーソンジェってこの子かー、言いそうとか、楽しめました。なんだかんだ、えねねん好きってとこが何となく良かった。面白かった (2015年9月6日 14時) (
レス) id: c398d0834b (このIDを非表示/違反報告)
paomin5(プロフ) - ワガママ言うと、2人とソンジェの最後の絡みが見たいです(笑 (2015年8月18日 4時) (レス) id: ea024238f7 (このIDを非表示/違反報告)
paomin5(プロフ) - はじめまして！お疲れ様でした！ハグキスで色々なグループに出会いました。毎日更新が楽しみで、読んでいて楽しかったです！これからも面白いお話期待してます。最後に、ウリマンネ万歳！ウリハヌル万歳！ありがとうございました。 (2015年8月18日 4時) (レス) id: ea024238f7 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらっていました。ほんとに素敵な小説でした :)終わり方もほんとによかったです。お疲れ様でした！ (2015年8月18日 0時) (レス) id: 2cced91309 (このIDを非表示/違反報告)
瑠良(プロフ) - 妖精さん» 妖精さん！またコメントありがとうございます^ ^あともう少しでエンディングなので、どうか最後まで見守ってくださーい！ (2015年8月14日 11時) (レス) id: 3eaa58b90a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠良
| 作成日時：2015年6月4日 3時
