227 unexpected ページ27
ー
『皆さんこんばんは〜〜ハヌルでーーす！！！』
大きな声援を浴びながら、
グクと2人でステージに上がる。
グッバイステージだけあって、
ARMYもたくさん来てくれてるみたいで、
ばんたんのペンラが超たくさん。
一応、私のアルバムなんだけど……、
……ま、いっか！！！！←
ARMYも大好きだからね！！！
『今日で本当に最後のステージなんですが…、ジョングクさん、この3週間、どうでしたか？』
JK『すごく楽しかったし、グループ以外で活動する貴重な機会だったので、いつも緊張してました(笑)
今日で最後なんて……寂しいですね』
いやいやいや。
おい、この猫被りウサギ。(どっち)
さっき寂しくないって言ってたじゃん！！！
怪訝な目をジョングクに向ければ、
それに気付いて吹き出すグク。
年上をからかうんじゃないよ…。
JK『……あ、それと、ステージが始まる前に。
実は今日は、特別なことをしようと思ってます。ね、ヌナ？』
『へ？』
ん？？
……なんか打ち合わせしたっけ、そんなこと。
きょとんとする私をよそに、
楽しみにしててね、と客席に手を振るグク。
……え、ちょっと待って、
本気で心当たりない。←
内心一人で焦っていると、
ふっと落とされる照明。
そして流れ出す、静かなイントロ。
カムバックラストステージが、始まった。
……まあ、やるっきゃない。
何か起きたら、臨機応変に。
とにかく、全力でやるんだ、歌手ハヌル！！！
ラストステージだからと言って、
変わった振り付けとか、ミッションもなく。
特に何事もなく、
曲はアウトロにどんどん近付く。
……ってか、何もないじゃん。←
え？何？
口だけ詐欺？？
てか本当に曲終わるけど……？
最後の大サビが終わって、
あとは私の最後のセリフだけ。
ジョングクと歩み寄って、
ステージの中央で向かい合う。
グクの目を見つめながら、
最後の一節を歌う。
『그래도 사랑해…』
私がマイクを下げた瞬間、
JK「……ヌナ」
マイクを通さず聴こえる、グクの声
そしてゆっくり近づく、その整った顔
JK「……ありがと」
そう呟いて、ふっと微笑んだ次の瞬間、
唇に感じる、柔らかい感触。
それと同時に聴こえる、耳が張り裂けそうなほどの悲鳴。
って…………………、
え？
目の前には、
なぜか誇らしげに微笑む、グクの顔。
何が……起きた？？？？？
228 reactions of ARMY→←226 before last stage
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 487人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
green_bee(プロフ) - ヒョギとくっついてホッとしました。良かった、良かった。いろいろグループが出てきて、知らなかったグループは覚えましたよー。あーソンジェってこの子かー、言いそうとか、楽しめました。なんだかんだ、えねねん好きってとこが何となく良かった。面白かった (2015年9月6日 14時) (
レス) id: c398d0834b (このIDを非表示/違反報告)
paomin5(プロフ) - ワガママ言うと、2人とソンジェの最後の絡みが見たいです(笑 (2015年8月18日 4時) (レス) id: ea024238f7 (このIDを非表示/違反報告)
paomin5(プロフ) - はじめまして！お疲れ様でした！ハグキスで色々なグループに出会いました。毎日更新が楽しみで、読んでいて楽しかったです！これからも面白いお話期待してます。最後に、ウリマンネ万歳！ウリハヌル万歳！ありがとうございました。 (2015年8月18日 4時) (レス) id: ea024238f7 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - 初めまして！いつも楽しく読ませてもらっていました。ほんとに素敵な小説でした :)終わり方もほんとによかったです。お疲れ様でした！ (2015年8月18日 0時) (レス) id: 2cced91309 (このIDを非表示/違反報告)
瑠良(プロフ) - 妖精さん» 妖精さん！またコメントありがとうございます^ ^あともう少しでエンディングなので、どうか最後まで見守ってくださーい！ (2015年8月14日 11時) (レス) id: 3eaa58b90a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瑠良
| 作成日時：2015年6月4日 3時
