Hug me, kiss me! -2- (ページ46)

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96 magnetic girl ページ46

ーSide of Girl's Day HyeRi

私たちの可愛い(？)後輩が、
久々に私たちの宿舎に泊まりに来た。

はー、なんか、
Aといると、すっごい疲れる。←

この子、とんでもなく鈍感だよね。
なのに、変なところで急に勘が冴える。

凄い、めんどくさい。←

だけど、
Aが好かれるのは、すごく分かる。

見た目ももちろん魅力的だよ。
顔も整ってるし、スタイルもいいし。
ダンスも歌も上手い、完璧なアイドル。

だけどそれだけじゃないのが、他の人と違う。

いつも笑顔で、テンション高くて、
辛いことがあっても、他の人に悟られないようにしてるし、弱音なんか滅多に吐かない。

常に周りを見てて、
感謝と礼儀は忘れない。

仲良くなったらそりゃあうざいくらい絡んでくるけど、
それも可愛らしく思えるくらい、愛嬌があって。

なんか、惹かれるものがあるんだよね。
男も女も、関係なく。

Aは、人間として、魅力的なの。

……だけどきっと、
Aに惹かれてる人のほとんどは、
Aのこと、何にも知らない。

あの子、想像以上に色々抱え込んでるからね。

偉そうに言ってる私だって、
Aから直接悩みを聞いたことなんてない。
恋愛相談くらいならあるけど。

泣いてるのも見たことないかも。

あの子が弱みを見せるのは、ほんの一部の人にだけ。

だからその一部に、
皆、なりたがるんだろうね。

「オンニ～～……眠い………」

HR「もう寝なよ。明日も朝早いんでしょ？」

「うん……おやすみ……」

床に敷いた布団に潜った瞬間、
すぐに寝息をたて出すA。

おやすみ3秒ならぬおやすみ1秒。すごいな。

……っと、誰かからカトクきた。
ん、なんだ。キムヒムチャンか。

あー、ここにも。Aを心配する迷えるナムジャが一匹。

HC: A元気？

HC: ってデヒョナが

……本人に聞けよ。

それをキムヒムチャン通して私に聞くって、
デヒョンさん遠回りしすぎでしょ。

あーー、まあでも、
本人に元気？って聞いたところで、
うんうん元気！！！って返ってくるだけだしね。

どれだけ元気なくても、そうだから。

HR: 今日は元気だったと思うよ。

HR: たぶんね。

……やっぱりA、
あんた絶対、今モテ期だわ。