言ってくれない真実 ページ42
打ち合わせの為に訪れた事務所で偶然にもAチャンを見つけた
ドシャ降りの雨の中、１人社用車へ向かう後ろ姿
早いとこウソをついた理由を聞きたかったからオレにとってはチャンスだった
なのに呼び止めたって立ち止まらなければ、振り返る事もしないAチャン
気付いてるはずなのに…
追いかけて掴まえてもオレと目も合わせやしない
それどころかこの期に及んでシラを切り通すつもりだ
「ちゃんと聞かせろ」
「だ、だから何を？」
「何を？じゃない」
「あのね、私ホントに今急いでて…仕事中だし…」
「オレも仕事中」
お互い仕事中なのは承知の上
忙しいのも分かってる
だけど今聞かずにはいられなかった
「ホントに！なんの話か分かんないし」
「分からないはずないだろ？」
「分かんないって！」
意地でも言わないつもりか？
何で言わないんだよ
オレに言ったところでどうにもならないからか？
だとしたら、それは違う
してやれることは幾つものあるんだ
「ホントいい加減２人ともずぶ濡れだし」
「だからなんだよっ！」
大声を上げたオレに一瞬ビクッとしたAチャン
「あのね！私はイェソンみたいに確立した地位に居るわけじゃないの！」
今度はAチャンが大声で噛みついてきた
「なんだよそれ」
「イェソンくらいの実績があれば多少仕事に遅れたって何てことないでしょ！？だけど私は違うの！これから成果を見せなきゃいけないの！よく分からない話で私の時間を潰さないで！」
‘私の時間を潰さないで’？
だって知りたいんだよ
ウソをつくことも、誤魔化すことも苦手なAチャンが頑なに真実を隠す理由を
「ごめん…行くわ」
握っていた手は強引に解かれ、そのまま車を走らせたAチャン
最後までオレを見てくれることはなかった
「あ！やーっと見つけた！！そんなとこでずぶ濡れになって何してんの？みんな捜してんだけど」
「ヒョク…オレ、分かんないよ」
「何が？てか、早く着替えなよ。風邪気味なんでしょ？いつまでもそんな格好してたら完璧ヤバいよ」
ヒョクに背中を押されながら事務所内に戻るけど
着替えてまた打ち合わせに参加するけど
頑なすぎるAチャンの事ばかり気になって…
あそこまで貫き通したいウソなら、強引に聞き出さない方が良いのか？
ずっと知らない振りをしとけば良いのか？
Aチャンはいつ終わるか分からない嫌がらせに１人で我慢し続けるつもりなのか？
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ちょん(プロフ) - りんさん» りんさん、こんばんは！やっと２人がくっつきました(笑)これからどんな２人になるのか…できれば波乱のない２人にしてあげたいです(≧∇≦)b (2017年12月3日 0時) (
レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - アツアツの2人になるのかな笑笑楽しみです(〃ω〃) (2017年12月2日 22時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - アツアツぎゅカッポー、兄さん大丈夫かな？ヒロインちゃん少しピンチ？な予感！ (2017年11月12日 18時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - あは(〃ω〃)天然兄さん(〃ω〃) (2017年11月12日 8時) (レス) id: 81ec167096 (このIDを非表示/違反報告)
ちょん(プロフ) - りんさん» りんさん、いつもコメントありがとうございます！ヒロインちゃんの頑張りはまだまだ続きますよー(笑)今後もこのお話にお付き合いくださいm(_ _)m (2017年11月4日 21時) (レス) id: c6171d5fef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょん
| 作成日時：2017年10月9日 23時
