君だけの１番〜最上級の幸せ3〜

5　you ページ5

何を血迷ったか

虚ろな目をして

“結婚しよう”なんて


聞けばメンバーへのヤキモチから出た言葉だとか…


正気だったら絶対にいま言うようなドンヘじゃない



DH『笑って済まされるもんじゃなくなってる……んだ』



くだらない…とか思って

思わず笑ってしまった私とは反対に

すごく深刻そうなドンヘ



DH『ヤなんだ……Aが仲良くしてるのが』

A『仲良くしたらダメ？』

DH『……正直に言っていい？』

A『当たり前じゃん』

DH『……ダメ…Aはオレ以外の男と喋っちゃダメ…笑いかけちゃ…ダメ』




絶句！……ってきっとこうゆう事を言うんだろなぁ


なんてそんな事を呑気に考えてる場合じゃないっ！！



A『何で？それって私は信用されてないってこと？』

DH『そうじゃない！そうじゃなくて…』

A『じゃぁ何！？』

DH『……オレにも分かんないよ…だけど嫌なんだ…』



そんなただ“嫌だ”と言われても

私はどうしたら良いの？



DH『ねぇA……』

A『なに？』

DH『もう……誰とも喋んないで…って言ったら怒る？』

A『当たり前でしょうが！(怒)』



なにおかしなこと言ってんの！？

誰とも喋るな！？

はあ！？

またドンヘのワガママか！？


だったら……

私、今からずっと思ってたことぶちまけて良いっすか！？



A『……私だってずっと嫌だった！今でも嫌！！』

DH『な、何…が？』

A『ファンの子たちにはいっつも愛してるとか言って！私には一度も言ってくれた事なかった！』

DH『そ、それならさっき…』

A『そうですね！愛してるは先ほど頂きました！正気じゃないドンヘからね！』

DH『正気じゃないって……』

A『それにね！女のダンサーさんと絡んで踊るのも嫌！見たくないのに会社にいると嫌でも目に入ってくるの！』

DH『それは仕事だし……』

A『そうね！仕事！！だから言わずに我慢してた！
だけどもっと嫌なのが！後輩グループの女の子たちとそりゃ〜仲良さげに喋ったり、遊んだり！
挙げ句の果てには笑顔で寄り添って写真とって！それをSNSにあげて！
それもファンサービス！？
私はドンヘのすること全部に我慢しなきゃいけないの！？
そんなの冗談じゃないっ！！』



言った……

言い切った……

どうよ！！

これでもドンヘのワガママに付き合えってゆうのか！？

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