君だけの１番〜最上級の幸せ3〜

28　DH ページ29

カンインヒョンに呼ばれて

何の用かと思えば、オレは年上のおねぇさんと付き合うのが良いって…

それじゃまるでこのままAと別れてしまえって言われてるようでムカッとした

オレの気持ちなんか大して分かってくれてないくせに！って睨み付けたオレの目の前に鍵を差し出したヒョン



DH『Aがいるって……』



もしかしてその鍵……



KI『待ってるだけのお前は卒業して迎えに行ってやれ』

DH『その鍵…あの部屋の鍵！？何でヒョンがあそこの鍵を持ってんの！？』

KI『お前…この鍵の部屋の場所…知ってんの…か…？』



？？？

恐る恐る？みたいに聞いてくるヒョン

オレが場所知ってたらなんかマズイ？



DH『一度だけ…仕事終わりのAの後を付けた』

KI『……はぁ〜まぁしょうがないか…だけど！居場所突き止めといて迎えに行かないってどうゆう事だよ』

DH『それは……』



怖いんだ……


“イェソンヒョンが好き”


“もうドンへなんかいらない”


“私はもうドンへだけの１番じゃない”


そう言われるんじゃないかと思うと怖くて怖くて……



KI『…相手の事を好きになればなるほど、ちょっとした事で不安になるよな…』

DH『ヒョン……？』

KI『お前はそうゆうとこが人よりちょっとだけ激しいっつうかさ…』



うん…それは自分でも分かる…



KI『それはAも分かってると思うんだよ…お前のそんなとこも全部ひっくるめてお前の事が好きなんだよ』

DH『そうかな……』

KI『もしAが本当にイェソンの事が好きなら、お前らとっくの昔に終わってると思う…だからさ…ん〜…』



カンインヒョンがオレの為に

オレがちゃんと理解できるように言葉を選びながら話してくれる



KI『自信…？そう！もっと自信を持て！』

DH『自信？』

KI『Aが全力で笑うのも、全力で怒るのも、全力で泣くのも、全部ドンへだからなんだよ！』

DH『オレだから？』

KI『そうだよ！お前だからAはいつも全力で幸せそうなんだよ！そうだそうだ♪オレもいま気付いたわ(笑)』

DH『まだ…Aはまだそう思ってくれてるかな？』

KI『自分の目で確かめてこい！』



ポンッとオレの手にその鍵が乗せられた


カンインヒョンがこの鍵をオレにくれたって事は

Aはオレが迎えに行くのを待っててくれてるのかな…


オレ…

Aのとこに行ってもいいのかな…


迎えに行ったら……

ちゃんと一緒に帰ってくれるかな……

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