君だけの１番〜最上級の幸せ3〜

23　you ページ24

キュヒョンはいつだって何事も冷静に考える子だって思ってたのに

私とドンヘの事であんなに熱くなるとはなんだか意外

しかも“味方”だとか…そういう事ではないんだけどなぁ

でも、その気持ちだけは有り難く頂戴します



A『お先に失礼しま〜す』



お昼にキュヒョンとあんな話をした私は
午後から殆ど仕事に集中出来ずに、本日は定時退社

やることはあるんだけどサッパリ捗らない

いつも喝を入れてくれるソナは休みだし

明日ガッツリやろう……



EH『うわっ！もう帰んの！？急いで来て良かった〜』

A『どうしたの？』



丁度、社屋から出る間際にヒョクちゃんに声を掛けられた

まさか……



EH『話…あるんだ』



やっぱり……

キュヒョンの次はヒョクちゃんか

今日のSJは本当にヒマなのね…



A『ドンヘの事…？』

EH『当たり前』



ですよねぇ

分かってます


ヒョクちゃんに連行されてカフェスペースへ…

この時間、ここに来る人はそんなに居ないからガランとしてる



EH『なんでドンヘを置いて出てったりしたの？』

A『直球だなぁ(笑)』

EH『笑い事じゃないって！ドンヘ、すっげぇ凹んでるんだから！』



“凹んでる”か…

その姿が安易に想像出来る



EH『ちゃんとドンヘだけ見てあげて』

A『私はいつもドンヘだけだよ…』

EH『だったら何でイェソンヒョンばっかり？
そんなのドンヘが不安になって変に勘ぐるのは当然だろ？』

A『ヒョクちゃんもそう思う？
私はヒョンばっかりだった？』

EH『…ドンヘがAに“ヒョンのとこに行け”って言うくらいだから、オレはそう思う』



そっか…

キュヒョンとヒョクちゃん

ドンヘから同じ話を聞いた２人の見解ってこんなに違うんだ



EH『オレだって好きな女が他の男に悩み相談とかしてたら嫌だし疑う
頼りなくても頼って欲しい
好きな女の為なら絶対頑張る！
すっげぇ頑張る！』

A『それは無理するって事でしょ？』

EH『違う！違う！
好きな女の為に頑張る事は男の幸せ！
そんなの無理って言わない！
それは男のプライド！！』

A『男の…プライド…』

EH『ドンヘにだってそのプライドは絶対にあるんだ…
そうゆうのちゃんと考えてあげて…
Aの為に頑張らせてあげて…』



キュヒョン的に言うと、ヒョクちゃんは“ドンヘの味方”か…


ヒョクちゃんの言ってる事は分かった

分かったけど…けど…けど……

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