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「良かったぁ！じゃ犬が一緒でも大丈夫だよね」
そうゆうと、Aはいつもの笑顔を見せた。
「俺……Aが好きだ！犬も好きだけど…Aも大好きだ！！」
「え、何？急にどうしたの？(笑)でも…メチャクチャ嬉しい。」
Aは、耳まで真っ赤にしながら照れてる。
なんか犬とおんなじレベルみたいな言い方になっちゃったけどさ…
俺なんて、犬相手に大変な思いしてたっつーの！！！
「よしよしー良かったねぇトミーも好きだってさ。」
そう言って、カゴから子犬を取り出して頭を撫でる。
「ね…この子の名前さ…トミーにしていい？」
「え？俺と犬おんなじ名前にするの？」
「ダメかなぁ？絶対にトミーに似てると思うのになぁ」
そう言いながら、子犬とじゃれ合っている。
「あ、でも他の男の名前は絶対にダメだから」
「そんなことしないってば。トミー意外にヤキモチ妬きなんだ。ふふっ」
俺は、今回のこの勘違いを一生絶対誰にも言わないと心に誓った。
カンタになんかバレたら、いじり倒されるだろうからな。
そのかわりに、今日気付く事ができた気持ちはAに伝えていくようにしようと思った。
「俺、犬が相手でもヤキモチ妬くかもよ？犬ばっか構ってると」
「今日のトミー…なんかカワイイね。私はいつだってトミーが一番なのにねぇ」
そう言って、子犬にチュってキスした。
「だ〜か〜らぁ…こっちだって！」
そう言って、俺はAのほっぺにキスした。
「なぁ、A？」
「ん？」
「……好きだよ」
「私も。」
もし俺がいつもみたいに待ち合わせに遅れてたら…
もしAがいつも通り待ち合わせより早く来ていたら…
今とは全く違う結果になっていただろうと思うと、ゾッとするけど
Aが遅れてくれたたった15分の間で
俺は大事な気持ちに気がつくことが出来た。
その15分は
俺の人生を変えてくれた
大切な大切な
15分間だった。
終わり
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aja(プロフ) - シュガーブレットさん» ありがとうございます！！！もったいないお言葉です。。 (2018年1月20日 18時) (
レス) id: 81a18ccbb6 (このIDを非表示/違反報告)
シュガーブレット(プロフ) - 流石ajaさん…( ;∀;)感動で目から汗が止まらない…こんな素敵な作品をありがとうございました！ (2018年1月20日 15時) (レス) id: 546a702772 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aja | 作成日時：2017年5月18日 5時
