すとすく！３

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MAKE-UP！


高「OKしたけど、大丈夫なのかな、
写るんでしょ？しかも俺らで…」

ジェ「大丈夫でしょう、
エキストラなんだから顔もはっきり
写らないし、うちには大我が居るから
大丈夫！！」

北「こういうの、やってみたかったんだ。」

慎「そっか！！じゃあめっちゃ良かったじゃん！」


京「…ねぇ、これ何の間違い？」

樹「ん…?、！?」


高「え、大我それ…」

京「女物。」


大我の手には町娘風の着物が


樹「え、きょも女役やんの！?
え、聞いてな…ちょっとあいつに話を…」


ジェ「樹くん樹くん怖い怖い笑
大丈夫だって、この役を大我にやってほしい
んでしょう?ちょっとの間だし、ね

それで大我はどうなの?」


京「え、俺?普通にやるけど」

「「「「やるんだ。」」」」


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Let's action！


高「ジェスは南蛮人系の衣装なんだ、
洋風でカッコいいね。」


和風とは少し違う派手な色味の洋服のジェシー

ジェ「ナンバン？あぁ！
そうだねぇ、ま、この顔だとね笑
こーちもお百姓さん見たいでカッコいい！」

高「侍じゃないんだな笑…
まあ、いいや、ありがとう。」

薄黄緑のちょっと高貴そうな着物の俺


慎「…」

北「し、慎太郎?」

慎「かっこよすぎだわ。
北斗がお侍さんはヤバイわ…」

灰色を主流とした着物に
黒の袴の北斗

北「ありがとう//」

慎「…開けすぎね。」

そういって慎太郎は北斗の
広めに開いた首もとを遠慮がちに閉めた

北「うん、ありがとう。」

北「慎太郎も、カッコいい//」

緑の商人ぽい服を着た慎太郎。

慎「ありがとう！結構気に入ってるんだ〜
このまま帰らせてくれないかな？」

北「ふはっ、それは無理でしょ笑」



樹「！…」

京「じゃーん、どう?」

見事に町娘姿の大我。

樹「き、きょも…」

京「…?変?」

樹「ううん！その…良すぎて、
えー、これ写すのやだな…」

京「ふふっ、ばーか。」


「お！君たち！衣装出来たんだね！
いい感じじゃないか！思ったとおり！
本当にありがとう！


じゃあ、この道沿いを…」



「じゃあ本番五秒前ー！
五 四 三 二…」


俺らの役目は
ただすれ違うだけ、ただ後ろで話してるだけ
大勢の中で倒れるだけ

ただそれだったけど

俺らは皆芝居を楽しんで


いい顔をしていたと思う


後日案外でかでかと写され
茶化されるとは知らず

俺らは


エキストラのお礼の
人力車六人無料の券をもらい、楽しんでいた。

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