小さな主と神様の戯れ 第5巻〜特別任務と日常編〜【刀剣乱舞】【名探偵コナン】【薄桜鬼】

第149話 特別任務の説明 ページ4

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ｼｬﾝｼｬﾝｼｬﾝ
鈴の音が本丸中に響くと、大広間に任務中以外の者が全振り集まった。
小夜「どうしたの？」
こん「はい、今回新たな任務が出ました。」
獅子王「って事は出陣か！！」
こん「そうです！しかし、今回の出陣は普段と少し違い、特別任務になります。」
刀剣男士「特別任務？？」
不動「どういう事だよ(ﾋｯｸ」
こん「行先は幕末の京都、池田屋です。しかし、幕末でも違う幕末です。」
堀川「違う幕末って……」

こん「そうですね……分かりやすく言うと、別世界の歴史という事になりますかね…」
安定「でも、池田屋事件である事は変わりないんでしょ？」
こん「はい。ただ、その池田屋事件で浪士達の他に違う者が居ます。この世界の歴史では、鬼の一族が存在する様です。」
刀剣男士「鬼！？」
こん「はい。時間遡行軍は鬼に加担し、池田屋で新撰組を滅ぼすつもりのようです。」
大包平「だが、時間遡行軍を倒す事が任務だ。それに変わりはないよな？」
こん「はい！その通りでございます。ただ、1つだけ注意点があります。」
鶯丸「なんだ？」

こんのすけはこの任務におけるリスクを説明し始めた。
こん「これは本来の今わたくし達が居る歴史とは違う世界の歴史です。その世界では鬼が実際に存在する歴史です。"別の世界の歴史を守る"という任務は前例がありません。ですので、バグが発生するかもしれません。」
前田「ばぐとは、例えばどんなものなのですか？」
こん「歴史の座標を設定しても、そこから数日前後の誤差が生じたり、帰還時に遡行機が上手く反応しなかったりなどがあります。」
平野「それでは、やってみない事にはなんとも言えないという事ですね……」

豊前「もし、ばぐが起きたらどうすりゃいいんだ？」
こん「その時は、連絡して下されば時の政府本部に強制帰還されます。本部からでしたら本丸に帰れますので！
ただ、もしも行先にズレが生じて、設定の数日前に到着した場合は、その日まで、その時間で待機して頂く事になります。その時はまた連絡致します。」
山姥切「前例が無いのなら、他の本丸では難しいという事だな。」
陸奥「それなら、わしらじゃないと出来ん任務じゃのう。」
清光「分かったよ。それで？いつ行くの？」
こん「明日の午後2時から出陣して頂きます。それまでの間に編成を決めてほしいのです。」
同田貫「あぁ、任せろ。」
こん「出来るだけバグの可能性に対応する為に準備をしますので、わたくしはこれで失礼します。」
ﾎﾟﾝｯ
こんのすけは本部に戻った。

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